ぐるっと流山 西深井小が健康な歯日本一に

ページ番号27481 更新日 平成18年10月16日

健康な歯で日本一に 西深井小のキャラクター「キラ歯マン」も登場

虫歯について子どもたちに教える蔦森歯科医師

 児童の歯の健康づくりに力を入れている流山市立西深井小学校(愛宕道行校長・児童数296人)が10月19日、浦安市のシェラトンホテルで行われる第45回全日本学校歯科保健優良校表彰式で社団法人日本学校歯科医会(松島悌二会長)からの最優秀賞と、文部科学省からの文部科学大臣表彰をダブル受賞します。西深井小学校では、子どもたち自らが健康に関心を持ち、進んで健康づくりに取り組めるよう養護教諭らを中心に全校をあげて取り組んでいて、今回の受賞は学校全体が対象であることがうれしいと、校舎には「祝・日本一よい歯の小学校・西深井小」という垂れ幕がかかっています。


子どもたちが考案した「キラ歯マン」

 同小学校の近くで開業している学校歯科医の蔦森謙治医師は、子どもたちに歯垢の中のばい菌が動いているところを見せてあげたいと、顕微鏡で撮影したものをモニターで見せる機器を自前で購入するほど力を入れてくださっています。保健委員会の児童たちは、紙粘土で歯の形をつくり、歯に顔を描いた「キラ歯マン」というオリジナルキャラクターを考案して携帯ストラップを作成。虫歯予防運動を行う6月4日から10日までの歯磨きカレンダーを全部クリアした児童に賞品としてプレゼントするなどの工夫をしています。栄養士は、給食の献立に昆布や魚を入れてよく噛むように児童に指導しています。給食が終わると児童が歌った歯磨きの歌のCDを流して、この歌に合わせて歯磨きを行っています。


虫歯のチェック

 養護教諭の切久保由美教諭は、せっかく学校で歯磨きを励行しても家庭に帰って食べたままでは、せっかくの努力がむだになってしまうと「保健だより」で歯の健康などについて保護者にもお知らせし、毎年11月には保護者対象の講習会も開催しています。ことしは、11月30日のミニ集会で、蔦森医師をお招きして地域に開かれた講演会を開催する予定だそうです。また、10月23日には、総合学習の一環として素手で直接魚に触れる「体験タッチプール」を行う予定で、実際に生きている魚を板前さんに指導してもらいながらさばいて、給食の献立となる魚について考えるそうです。


校舎にかかった日本一の垂れ幕

 同校では、全校児童のうち103人は小学校入学以来虫歯がない健康な歯の持ち主。6年生の永久歯でのDMF本数(虫歯になったことがある歯の数)の平均は0・5本と低いそうです。市では、小学生対象に唾液から口内を調べるRDテストを、中学生に歯周病の検査をするなど歯の健康に力を入れています。また、3年前からは、流山市歯科医師会が市民に開放した健康講演会を開催しています。11月3日にTX流山セントラルパーク駅から総合運動公園にかけて行われる流山市民まつりでは、歯科医14人が無料検診を行い、歯科衛生への啓発も行う予定です。なお、「広報ながれやま10月15日号」でもお知らせしましたが、市では、来年1月に市制施行40周年を迎えることから「健康都市宣言」を行おうと、宣言文案に対する意見募集などを行っています。


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