ぐるっと流山 地層を調べる学習

ページ番号27474 更新日 平成18年10月20日

6年生が地層を学ぶ 保護者を講師に敷地内をボーリングも

熱心に教える講師・風岡博士

 流山北小学校(田頭美代子校長)で6年生158人が、理科の授業の一環として地層を調べる学習を受けました。児童の保護者が講師を務めてくださって実現したものです。講師は、同小に通う児童のお父さん・理学博士で地質汚染診断士の風岡修さん。千葉県環境研究センター地質環境研究室に勤務されている風岡博士は、実際に同小敷地の土をボーリングして地層を見せながら子どもたちに分かりやすく地質を解説してくださいました。


実際に地層に触れて

 同小のビオトープにあるメダカ池は、湧水を利用してつくられていますが、この湧水はどこからきているのかといった身近な課題から説明。メダカ池付近は3メートル以上掘っても泥炭層が続き、深い沼地であったことが説明され、「自然環境はまだまだ調べなければ分からないことが多いが、調べることが大切」と呼び掛けました。


水槽を使って液状化現象を学ぶ

 中央図書館や博物館がある小高い丘は関東ローム層で覆われていますが、同小周辺は、関東ローム層や常総粘土層が削られ谷になったと思われます。また、図書館や博物館のそばまで海だったといわれています。そこで、南部中学校周辺に集落をつくった縄文人は、流山北小学校周辺の谷で湧水を飲み、近くの海で貝や魚を採ったのではないかという講師のお話に、児童たちは古代のロマンに思いをはせていました。


真剣に話を聞く生徒たち

 児童は、実際に敷地内でボーリングして採取した地層に直接触れ、水槽で地震の際に起こる液状化現象を見学。6年生は、「大きくなって家を建てるときには、古い地層の上に建てたい」と感想を語っていました。同小学校では、地域の力を学校現場に活かそうと保護者をはじめ外部の講師をお招きして授業を充実させています。


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