ぐるっと流山 子育て支援者養成講座

ページ番号27335 更新日 平成18年11月9日

子育てを支える応援者を地域につくろう 子どもの心と発達をテーマにした講演会に44人が参加

流山おやこ劇場が主催

 平成18年11月5日、生涯学習センターでNPO法人流山おやこ劇場主催の「子育て支援者養成講座」が行われました。これは、流山市民活動団体公益事業補助金助成事業として行われ、子育て支援課で全面的にバックアップをしています。講座は「子どもの心と発達~子どものメディア」をテーマに、早稲田大学教授・医学博士の前橋明さんに講演していただきました。前橋さんは、現代の子どもの抱える健康上の問題を、1.就寝時間、2.朝食摂取と排便、3.身体活動量の激減の3つの視点から、テレビなどのメディアと子どもの健康との関係を話してくださいました。


前橋講師

 脳の働きを活発にして発達を促すためには、太陽のリズムとともに生活し、朝早く起きるのが良いのですが、そのためには夜早く寝ることが重要です。しかし、夜であってもメディアとの接触により就寝が遅くなり、さらに、最も身体活動が活発になる午後3~4時の間もテレビやビデオ、ゲームなど、体を使わない遊びが中心になるため、スムーズな就寝に入れない原因となっています。これが、朝起きられない、朝食を食べられないことなどにつながり、身体の疲労だけではなく、脳の疲労を生み出し、場合によっては、原因不明の頭痛や、不登校へ進行してしまうことも考えられます。


真剣に聞き入る参加者達

 こうした事態を防ぐためには、1.カーテンなどであまり遮光せず太陽の光が差し込む時間に自然に起床させる、2.和食を中心とした朝食をとり、朝の排便を促す、3.特に午後3時以降、戸外での運動を行うことなどが重要とまとめてくださいました。参加された方々は、「子どもの生活リズムの乱れを医学的にわかりやすく説明していただきよくわかりました」、「問題定義だけでなく、解決法を教えていただきすっきりしました」と皆さん非常に勉強になったようでした。


分かりやすい説明

 次回の子育て支援者養成講座は、11月19日(日曜)13時から生涯学習センターで行われます。佐倉子育て広場「ぽけっと」コーディネイター・黒木裕子さんと、成田「のびのびキッズ」主宰・新井恵美子さんを講師に迎え、「子どもや親と触れ合うための研修・体験」をテーマにお話いただきます。詳細はNPO法人流山おやこ劇場へお問い合わせください。
 NPO法人流山おやこ劇場 電話番号・fax 04-7152-0446(月・水・金曜10時~15時)


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