ぐるっと流山 後藤純男展

ページ番号27333 更新日 平成18年11月9日

後藤純男展始まる 日本画壇の重鎮の大作を流山で

テープカット

 郷土の日本画家・後藤純男画伯の作品展覧会が、TX流山セントラルパーク駅前の流山市生涯学習センターで始まりました。初日となった11月8日(水曜)、後藤純男画伯ご本人をはじめ井崎市長や秋間副議長、坂本美術家協会会長、佐久間文化協会副会長、鈴木教育長などがテープカットを行い、展覧会のオープンを祝いました。オープニングでは、今夏、吹奏楽東関東大会で金賞を受賞した常盤松中学校吹奏楽部の演奏や朗読活動に力を入れている小山小学校児童による歓迎のあいさつ、花束贈呈などが行われました。


花束贈呈

 席上、日本画壇の巨匠・後藤画伯は、「76歳になりますが、まだまだ中途半端、20年、30年たてば後藤純男の世界の道筋が見えてくるのではないかと思いますので、変わらぬお力添えを」とあいさつされました。この展覧会は、市制施行40周年と生涯学習センターの開館を記念して、「秋の談山神社・多武峰」や「タクラマカン砂漠」などの大作を中心に30点を展示した本格的なものです。ギャラリーは大小の2室を使い、大作を目の前で鑑賞できます。井崎市長は、「大好きな“吉野山”を流山で観られて感動しています」と後藤画伯と作品を前に歓談していました。


後藤画伯

 後藤画伯は、1981(昭和56年)にネスカフェゴールドブレンドの有名なシリーズCM「違いがわかる男」でご存知の方も多いのではないでしょうか。今日の日本画壇を代表する画家・後藤画伯は、奈良大和路をはじめ日本や中国の古寺、名勝を描いた風景画を数多く世に送り出し、そこに表現された荘厳で清らかな精神世界で高い人気を誇っています。展覧会は12月10日(日曜)まで(11月15日は休館)、時間は9時~21時まで。会場の生涯学習センターへはTX流山セントラルパーク駅から徒歩3分。入場料無料です。


秋の談山神社、多武峰の前で

 後藤画伯は、昭和5年に当時の東葛飾郡関宿町(現・野田市)に生まれ、21年に山本丘人に師事。24年山本丘人の紹介で田中青坪に師事。27年再興第37回院展で「風景」が初入選。37年再興第47回院展で「懸崖」が奨励賞・白寿賞・G賞受賞。流山市に転居。40年再興第50回院展で「寂韻」が日本美術院賞・大観賞受賞。44年再興第54回院展で「淙想」が日本美術院賞・大観賞受賞。51年再興第61回院展で「仲秋」が文部大臣賞受賞。57年中国・西安美術学院名誉教授となる。61年再興第71回院展で「江南水路の朝」が内閣総理大臣賞受賞。63年東京芸術大学・美術学部教授となる。平成9年東京芸術大学を退官。北海道上富良野町に「後藤純男美術館」を開設。現在、日本美術院同人理事、中国西安美術学院名誉教授。お問い合わせは生涯学習課04-7150―6106


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