ぐるっと流山 米村でんじろうサイエンスショー

ページ番号25932 更新日 平成19年2月6日

米村でんじろう先生のサイエンスショー 舞台も客席も科学実験室に!

驚きの連続のサイエンスショー

 平成19年2月4日(日曜)、文化会館で米村でんじろうさんを招いてのサイエンスショーが行われ、860人の親子連れが科学の実験を楽しみました。このショーは、NPO法人流山おやこ劇場(吉川喜代美理事長)の創設20周年と流山市の市制施行40周年を記念して両者の共催で開催された市民と行政との協働事業です。大人2500円、子ども2000円というチケットが即日完売したという人気でした。会場には、流山市ふるさと産品協議会(秋元浩司会長)が地元の和菓子やせんべい、漬物などを出店。のぼり旗が雰囲気を盛り上げ、待ち時間に地元の名産を求める人々が列をつくっていました。 市では、子どもたちの体験不足や科学離れ、親子のふれあいの機会の不足を補おうと、東京理科大学に宿泊して科学実験などを楽しむ夏休み科学教室や土曜日に親子で科学工作を楽しむ子どもサイエンスクラブなどを公民館を中心に続けています。講師のでんじろう先生は、1955年千葉県生まれ。東京学芸大学大学院理科教育専攻科卒業し、自由学園の講師などを経て98年に米村でんじろうサイエンスプロダクションを設立。テレビ番組「サイエンスショー」や「トップランナー」、「人間ドキュメント」、「平成教育委員会」などのご出演でも有名な方です。


空気砲が客席に向けて発射され

 厚紙を三枚組み合わせただけのブーメランでは、プロペラの原理を学び、ステージからでんじろう先生が投げたブーメランが、自分たちの頭上を旋回しながら客席をぐるっと回って先生の手に戻ると大きな拍手があがりました。厚紙のねじり方ひとつで、旋回の方向などが変わる実験に「手裏剣もこうしてねじっておけば投げた忍者めがけて攻撃されますね」というでんじろう先生のトークには、かつて忍者ごっこで遊んだお父さん世代も爆笑です。


客席の頭上を空気砲から放たれた煙の輪がゆっくりと

 段ボール箱を使ってのご存知「空気砲」では、空気の動きがよく見えるよう中に煙を入れて発砲。煙が輪になって客席の頭上を上がっていくと子どもも大人も歓声をあげながら見上げていました。さらに、煙の輪が渦を巻いて移動しているのが見やすいように煙にビニール紐を細く切ったものを巻きつけて発砲するなど光と音楽に演出された科学実験はショーアップされ、大人も感動した面持ちで見上げていました。


静電気の実験には市長も参加して

 静電気の実験では、風船を布でこすって起こした静電気をアルミ箔を巻いた二重のコップに溜めて、手をつなぎあっている客が触れるという実験を全員が体験。静電気に直接触れる役となった客席の井崎市長は、周辺の席の小学生の皆さんに「ビリッときたね」と興奮気味に話しかけられていました。


観客全員が参加して

 でんじろう先生は、200年くらい前に丁髷姿の大人がこうした遊びをしている絵が発見されていて、ヨーロッパでは250年くらい前に大人が静電気のショックを体感して遊んだ記録があります。静電気は不思議だ、おもしろいと感じただけで、当時は役に立つものではなかった。それが今では、家電製品をはじめ電気は生活の必需品。不思議だ、おもしろいという好奇心が何より大切と訴えていました。


クイズに当たるをサイン色紙が

 目の錯覚を体験する「ぐるぐる回転盤」のコーナーでは、入場時に配布されたキットを使って全員で簡単な工作を行い、アニメーションの仕組みなどを学びました。随所にクイズも挿入され、「マル」「バツ」の二者択一で、でんじろう先生のイラスト入りサイン色紙を賞品に考えさせる工夫も凝らされていました。クイズのたびに客席の子どもたちは「はい」「はい」と手を挙げて「まる!」と答えるなどショーの進行に参加。 空気の重さを知るコーナーでは大きな風船を客席でバレーボールのパスのように突きながら色とりどりの風船を移動させて楽しみました。でんじろう先生は、どんなに修行しても空は飛べませんが、ブーメランの実験でプロペラの原理を学んだように科学の力で空を飛ぶことができるようになりました。テレパシーのような超能力で意思を伝えることはできませんが、携帯電話で話を伝えることができるようになりました。不思議だ、おもしろいという好奇心を大切にしていきましょうと参加者に呼び掛けていました。


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