ぐるっと流山 一茶とかえる

ページ番号25778 更新日 平成19年3月1日

一茶双樹記念館で企画展「一茶とかえる」スタート 杜のアトリエ黎明では信濃町を紹介

かえるの人形で一茶の句を再現

 きょう平成19年3月1日(木曜)から流山6丁目の一茶双樹記念館で企画展「一茶とかえる」が始まりました。小林一茶の生まれ故郷・長野県信濃町と流山は、約200年前に、俳人小林一茶が流山を訪れ醸造家で俳人でもあった秋元双樹との交流から、平成9年に両市町間で姉妹都市の締結がされました。俳人・小林一茶が詠んだ「かえる」の句を、手づくりかえる180匹で表現している企画展です。一茶双樹記念館の指定管理者が主催し、流山市・市教委が後援、一茶菩提寺明専寺や信濃町観光協会、道の駅しなのふるさと展望館などが協力して開催されています。入場料は大人100円、小中学生50円です。


落ち着いた和室に飾られています

 信濃町の一茶菩提寺・明専寺の月原香代子氏は、一茶が詠んだ300近い蛙の句の中から16句を選び、長野市で喫茶店を経営する河端寛子氏に依頼し、句に詠まれた物語を再現する手作りの「一茶とかえる」16点を創作しました。昨年10月、「第4回一茶の俳句コンサート」の特別展示として明専寺にて初公開され、これが海を渡り、翌11月には、フランスのパリで開催されたフランス俳句協会主催の「一茶の夕べ」でも公開され好評を得ました。小林一茶没後180年を迎えることし、180匹の蛙の手づくり人形を一茶双樹記念館で展示し、特に子どもたちに向けて、一茶や俳句に対する興味・関心を持っていただこうと開催するものです。


180匹のかえるがいます

「痩蛙まけるな一茶是に有」、「車坐に居直りて鳴く蛙哉」、「ちる花を口明けて待つかはづ哉」など、かわいいかえるが落ち着いた畳の部屋に並んでいます。俳人・小林一茶は、味醂醸造家であった秋元双樹(三左衛門)との交流のため、たびたび流山を訪れていました。その交流の場に建っている一茶双樹記念館で開催されている「ちばデスティネーションキャンペーン」連動企画展です。


かえるの人形で一茶の句を再現

 一方、道を挟んで向かい側にある「杜のアトリエ黎明」では、関連事業として信濃町の観光展を開催しています。小林一茶研究で有名な一茶記念館をはじめ「モモ」「はてしない物語」など全世界の子どもから大人に読まれ続けている「ミヒャエル・エンデの世界」が常設展示されている黒姫童話館、野尻湖など信濃町の雄大な自然の写真やポスター、観光パンフレットなどで紹介されています。こちらは入場無料ですが、有料でおいしいコーヒーもいただけます。


杜のアトリエ黎明では本格的なコーヒーも

 絵画や写真、刺繍、書などを観賞しながら本格的なコーヒーを楽しんでいただこうというもので、コーヒー・紅茶にクッキーがついて400円。コーヒー豆は、農林水産省認定の有機栽培コーヒー豆を使用、紅茶は、色・味・香りの調和がとれたマイルドな味わいのセイロンティーを使用。クッキーは、市内のケーキ店「ミレー」の手づくりで、カップは、平和台で陶芸教室「陶遊人」を主宰し、毎年、杜のアトリエ黎明で陶芸作品展を開催している陶芸家の遠藤武子さんが、今回のティーサロン黎明のために創作した和テイストの3つの異なるタイプの器で提供するという凝りようです。両企画展とも会期は、3月31日(土曜)まで。開館は9時から16時30分までで月曜休館。お問い合わせは、一茶双樹記念館04-7150-5750へ。


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