ぐるっと流山 梅原慶行遺作展

ページ番号25264 更新日 平成19年5月7日

故・梅原慶行さんの遺作展 連休中に県民プラザで90点を公開

遺作の日本画や水彩画、デッサンなどを鑑賞

大きな夢を持ち実現し 死ぬまで新たな夢を見続ける事 決して勝ち負けにだけに目を向けてはならない 絵の中に真実があるのだから 絵は無限 永遠に広がり続ける風紋 (故・梅原慶行さんのホームページから)。平成19年4月30日から5月5日までさわやかちば県民プラザで、画家を目指しながら若くして急逝された市民の「梅原慶行遺作展」が行われ、連日200人弱の方々が故人の日本画や水彩画、デッサンなどを鑑賞しました。


遺作の日本画や水彩画、デッサンなどを鑑賞

 慶行さん(当時23歳)は、「日本画で身を立てる」とリュックサックに画材を詰め込み、自転車で写生旅行へ。京都府の路上で転倒し、昨年5月14日、搬送先の病院で亡くなられました。「(旅に)行くことは中学時代から決めていた。絵描きとしての肥やしになる」という故人のブログが毎日新聞に紹介されたのは遺作展が始まる4月30日。お邪魔した5月4日には、この記事を書かれた毎日新聞の小林直記者も会場にいらしていました。


遺作の日本画や水彩画、デッサンなどを鑑賞

 慶行さんは、82年8月2日生まれで、高校時代から本格的に日本画を目指し、98年に延賀多嘉尋氏に学び全日本学生美術展特選受賞、99年に全国高校生美術展推奨受賞、つくば市茨城県高校生展入選、2000年にボザール公募展、茨城県知事賞受賞、月影会新人賞受賞という輝かしいプロフィールの方です。会場には、慶行さんの指導をされた延賀多嘉尋さんの絵画や写生中の慶行さんを撮影した写真家・川口廣男さんの作品「写生」(半切)も展示され、来場された方々は、ありし日の故人を偲んでいらっしゃいました。


遺作の日本画や水彩画、デッサンなどを鑑賞

 昨春、東京藝術大学の1次試験に合格したものの2次試験で不合格となり、「次が最後」と決め、その修行も兼ねて昨年3月26日、自転車で本州一周の写生旅行に旅立ち、ちょうど50日目の事故でした。会場には、事故現場のリュックサックに残されていた日本各地の水彩画など約90点が展示されていました。命日に近い連休に故人を偲んで開催された遺作展は高校時代のお友だちの皆さんらが受付などを手伝ってくださっていました。新聞記事を見て来場されたご家族連れの方は「いろいろな画風に挑戦されている。若い才能が失われ残念です」と感想を聞かせてくださいました。


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