ぐるっと流山 ハンギングバスケットづくり

ページ番号23021 更新日 平成19年8月13日

 黎明で夏休み子ども園芸体験教室 子どもたちがハンギングバスケットづくりに挑戦

たくさんの子どもたちが参加

 8月11日(土曜)、杜のアトリエ黎明で、子どもたちの園芸体験教室が行われ、小学生ら約30人がハンギングバスケットづくりに挑戦しました。かつては、郷土の画家、故・笹岡了一・秋元松子夫妻のアトリエだった会場で、店で買うことのできないオンリーワンのハンギングバスケットを、創造性豊かな子ども達自身でつくりあげようと夏休みを利用して開催されました。


じょうずにできるかな

 講師は山野草の会「花(か)神(じん)会」主宰・塚本昭雄初級園芸福祉士。参加した親子は、自ら金網でハンギングバスケットを形取り、その中に水コケや土を入れ、季節の草花を寄せ植えしました。金網を容器状に曲げて、棕櫚(しゅろ)縄で吊るすことからハンギング(吊るす)バスケット(入れ物)。土曜ということもあってお父さんや男の子の参加もありました。金網を曲げるときにはケガをしないよう軍手をはめて力を入れて皿や籠のような形にしていきます。「このまま買い物に持っていけるくらいきれいにできたね」と塚本さんにほめられる小学生も。


鉢植えがぴったり収まってにっこり

 左右対称でなくても曲がっていても「それがデザインですか、気にしないでつくりましょう」と終始和やかな雰囲気。金網が容器状になると、内側にミズゴケを薄く押し付けていきます。ミズゴケの上に台所の三角コーナーで水切りに使う紙のような「不織布」を敷きます。その上にペチゥニアやキャットテールなどの花を植えていきます。花はビニール製のポットに入っているものをポットの底にある水抜きの穴に指を入れ、押し出すようにポットから土ごと抜き出して並べていきます。


きれいに型を取って

 思い思いにツタや万年草、アイビーなどの花を並べ、隙間に赤土を入れて固定していきます。赤土は、空いたペットボトルを斜めに切ったものをシャベルの代わりにしてリサイクルの勉強もしました。花の苗を取りに行く順番もアミダクジで決めるなどゲーム感覚を取り入れ、小さな子どもが飽きないような工夫も凝らされていました。小学生の姉と母親と3人で参加した幼稚園児の古川怜佳ちゃん(5歳)は、「お花を入れるのが難しかったけれど、できました。赤土を入れるのが楽しかった」と語ってくれました。また、流山北小学校3年の清水綾夏ちゃんは「ミズゴケを薄く伸ばして金網につくるところが難しかった。きれいにできてうれしい」と感想を聞かせてくれました。


こちらもきれいにできました

 塚本さんは「ペチュニアなどは南米産の花なので冬は越せないが、手入れがよければ10月頃まで楽しめます。かわいがってください」と花が咲き終わってからの摘み取り方や茎の「切り戻し」のやり方などをわかりやすく説明しました。参加者は、お互いの作品を見せ合い、会場を運営する指定管理者がサービスした麦茶を飲みながら、アンケート用紙に記入し、参加者は「また、2回目、3回目をやってほしい」と要望していました。


親子で協力して

 8月18日(土曜)から杜のアトリエ黎明では、郷土の画家の故・笹岡了一生誕100周年を記念して「笹岡了一展~涯(かぎり)のない旅」を開催します。故・笹岡画伯は、日展入選、内閣総理大臣賞受賞、勲四等受章などの経歴をもち、南部中学校で教壇に立つなど、郷土文化の向上などにも尽力した画家です。笹岡画伯が創作活動とともに後進の指導に当たったアトリエで、同画伯の作品を楽しんでいただこうと開催するものです。会期は31日まで。9時~16時50分(月曜休館)。入場無料。油彩10点(初公開の絵画含む)、デッサン10点を展示予定。笹岡画伯が実際に使っていたアトリエ「清暑亭(せいしょてい)」の特別公開(土・日曜のみ)も行うほか、記念ポストカードの販売なども。お問い合わせは、一茶双樹記念館04-7150―5750


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