ぐるっと流山 日曜情報センター

ページ番号21741 更新日 平成19年10月15日

 写真でつづる利根運河の魅力とギター弾き語りライブ アコーディオン奏者やヴォーカルデュオなども飛び入り参加のコンサート

利根運河の写真展

 10月14日(日曜日)、流山おおたかの森S・C3階の市出張所ロビーで「写真でつづる利根運河の魅力とギター弾き語りライブ」が行われ、多くの買い物客が足を止めて利根運河の風景写真や澄んだ歌声を楽しみました。出張所ロビーの壁面には、利根運河の魅力を様々な角度から撮り続けている森かずおさんの写真20点が展示され、流山市周辺のライブハウスやレストラン、ホテルなど様々な場所で懐かしいフォークやポピュラーソングなどを中心としたギターの弾き語りをしている有吉かつこさんのアコースティックライブが行われました。

 今回の写真展とライブは、利根運河畔に今春4月1日にオープンした明治時代から続く蔵を改造した竹と蔵のギャラリー「平左衛門」の館長・山田喜雄さんが提供してくださったもので、日頃、同ギャラリーに作品を展示し、利根運河の表情を撮り続けているカメラマン森かずおさんの写真と、この蔵でライブをしている有吉さんらのコンサートを楽しんだものです。


有吉さんのコンサート

  有吉さんは、青山学院大学在学中フォークソングサークルでギターの弾き語りを始め、就職・結婚・子育てを経て、流山市国際交流協会のホームスティ活動を中心にパーティなどの際に踊りや歌をと音楽活動を再開、1年半前からはソロで、柏市のライブハウスStudio WUUを拠点に、カフェ・レストラン・ホテル・自治会・子ども会など様々な場所で弾き語りライブを展開している流山市民です。12月22日にも利根運河畔のギャラリー平左衛門で、有吉さんが音楽仲間と結成したバンドの「リトライズ」によるクリスマスコンサートを予定しています。おおたかの森出張所ロビーでは、「風に吹かれて」や「少年時代」などが歌われ、エンディングでは「この広い野原いっぱい」が客席と合唱を楽しみ、会場がひとつになりました。


岩城さんのアコーディオンの演奏

 この日は、流山市子育てサロンコンサートなどで活躍しているアコーディオン奏者の岩城里江子さんも飛び入り参加。映画「もんしぇん」(シグロ製作・2006年作品)や劇団朋友舞台の「罪に塗る蜜」などの音楽を担当している岩城さんのアコーディオン演奏に大きな拍手が贈られました。10月20日(土曜日)13時30分~15時30分、流山市生涯学習センターで行われる「ひだまりサロンコンサート」では、岩城里江子さんのアコーディオンに千葉稔さんのオカリナが予定されています。主催は音楽の陽だまり。入場料1,000円(お問い合わせは佐藤さん04-7152―1871へ)。


ヴォーカルデュオアミーナ

 また、この日は、ヴォーカルデュオのアミーナも参加。大野かおるさんと菊池千登世さんの2人の美しいデュオが聴衆を魅了しました。アミーナは、11月18日(日曜日)13時30分からギャラリー平左衛門でのライブが予定されています。11月のライブでは「星に祈りを」や「私のお気に入り」などが予定されていますが、日曜情報センターでは「赤とんぼ」や「アメージンググレイス」などが披露されました。


利根運河の写真を見る入場者

 ことし4月1日(曜日日)、桜が満開の利根運河畔に誕生した竹林と蔵のギャラリー平左衛門。東武野田線運河駅から2分というアクセスのよさに、利根運河を見渡せる竹林に囲まれたロケーションのよさもあって、散策の人々が足を止めて立ち寄って行きます。オープニング記念となった写真展は、今回、日曜情報センターに展示された写真家の森かずおさんの作品。この蔵は、「野田に生きた立川流宮大工 佐藤庄助則久・里次則壯」の著書などもある日本建築学会会員の鈴木里行さんによれば天保6年3月13日生まれの有名な宮大工・佐藤庄輔(一説には庄助)の手によるもの。蔵には、佐藤庄輔が明治27年12月に山田平左衛門宛に書いた「小壁倉新築仕様書」が保存されており、26円29銭で「右之通リ手抜きキ無様仕立上マス」という文字が読み取れます。日曜情報センター入り口のショーケースには、こうした古文書と一緒に「平」の文字が彫られた平左衛門の蔵の屋根瓦なども展示されました。


利根運河の魅力を

 ギャラリー平左衛門では、10月18日(木曜日)から28日(日曜日)まで(月曜日~水曜日休館)が宮本典刀さんの銅版画展。10月27日(土曜日)はNPO花天童の昔語り「平家物語」。11月17日(土曜日)がクラシックギターコンサート。11月18日(日曜日)が今回、日曜情報センターにゲスト出演されたヴォーカルデュオのアミーナのアカペラコンサート。12月15日(土曜日)がギター教室。12月22日が今回、日曜情報センターでライブをされた有吉さんらのクリスマスコンサートが予定されています。お問い合わせはギャラリー平左衛門04-7154-3349へ。


多くの来場者で賑わう

 今回、日曜情報センターのテーマとなった利根運河は、春には桜、秋には曼珠沙華と季節の花などが楽しめ、散歩やウオーキングコースとしても地域に親しまれています。ことし2月には「美しい日本の歴史的風土100選」(同実行委員会主催、国土交通省・文化庁・全国地方新聞社連合会ほか後援)の「準100選」に選定されました。また、利根運河は、近代土木遺産としても「最も重要な土木遺産で、国指定重要文化財に相当する」Aランクに評価されており、昨年は「土木学会選奨土木遺産」にも認定されました。明治23年(1890年)に利根川と江戸川を結ぶ8・5キロの運河として開通した利根運河は、観光立県千葉モデル推進事業により、桜のライトアップ施設の設置や、曼珠沙華の植栽、眺望の丘の整備など、竣工から117年を経て、さらに近隣住民に親しまれ、魅力ある運河へと変貌し続けています。


会場となるおおたかの森出張所

 出張所ロビーに日曜や祝日などの休日にオープンする「日曜情報センター」。流山おおたかの森S・C3階の流山市出張所では、平日は夜7時まで、土曜日も5時まで開庁していますが、休日は、オンラインの関係で住民票などを発行できないことから、出張所ロビーを無駄なスペースとしないために今年3月からスタートしました。地元の商工者、学校、NPO、市役所など各団体や機関が運営委員会を設置して企画・運営し、流山と周辺地域の情報を伝える広場で、産学官の連携で小さなイベントを通して、市内の産業や、日ごろ地道に活動を続けているサークルなどの情報を発信し続けています。流山市マーケティング課では、これまでも、ミニコンサートや子どもの広場、おもちゃ病院、地元新鮮野菜の朝市、写真展、講演会など多くのイベントを通して地域の情報を提供してきていますが、参加団体を募集しています。


 たとえば11月の予定では、▼11月3日(土曜日) 11月4日(日曜日)10時~17時=テーマ 世界のグッドタイム~「家族の絆と尊厳を守る 高齢者の新しい暮らし方」(超高齢社会へ突入した今、福祉先進国の歴史や事例、取り組み等をDVD上映と展示により紹介。新しい高齢者の暮らし方を提案します)。▼11月11日(日曜日)11時~17時=テーマ ハギレを使ったリサイクルアート~オリジナルミニ鏡をつくろう! (布の端切れを使ったパッチワーク風ミニ鏡の体験と端切れや和紙を使ったアート作品の展示と販売もあります。体験コーナーは11時から16時の間)。▼11月18日(日曜日)11時~15時=テーマ「渡辺美代子の語りの世界」と「ながれやまの民話」(語り部 渡辺美代子さんの語る民話を楽しむ11時30分~12時、14時~14時30分。腹話術、流れついた山、どっこいしょ、おんちょろちょろ、ながれやまの民話の原画を展示紹介)。お問い合わせは、流山市企画財政部マーケティング課04-7150-6308
 


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