ぐるっと流山 第23回流山人形供養会

ページ番号21454 更新日 平成19年10月16日

 第23回流山人形供養会 観光協会の看板事業として近隣市でも定着

5000体に人形が集り

 10月13日(土曜日)、駒木の成顕寺で恒例の人形供養会(にんぎょうくようえ)が行なわれました。人形へ感謝し、子どもたちにものを大切にする心を養ってもらおうと、流山市観光協会(古坂稔会長)が毎年10月第2土曜日に開催しているもので、近隣市の方々にも知られた伝統行事です。この日は、500人の方々が参加され、持ち寄られた人形は約5000体ににもなりました。


供養する住職

 流山市で初めて人形供養会が行われたのは、平和台5丁目の本行寺。境内に入ると大銀杏の木の下に「流山人形供養会発祥の地」という小さな碑が建立されています。人形供養会とは、家庭で壊れたり、汚れたり、不要になった人形を集めて、読経のうちに荼毘(だび)に付し、楽しませてくれた人形に感謝の心を手向けるもの。日本の歳時記にも登場し、上野の清水観音堂で毎年9月に行われているものが有名です。


5000体の人形が集って

 流山の人形供養会は、昭和59年9月30日、本行寺で行われたのが最初。当時、月刊タウン誌「流山わがまち」の呼び掛けで市内の人形業者ふじや商店や山田人形店、むさしや豊山などの皆さんが上野などを視察し、会合を重ねて実現したものです。2回目からは、流山市観光協会の主催で受け継がれ、9月の最終日曜日に開催してきました。平成6年の第10回から会場を現在の成顕寺に移し、開催日も10月の第2土曜日として現在に至っています。


塩を振ってお祓い

 ご住職さんらの読経の後、市内の小学生2人が「今まで楽しく過ごした思い出は忘れません」と、人形に捧げる言葉を読み上げ、お焚き上げされました。会場となった成顕寺は、建治2年(1276)創建の寺院で神仏習合の形跡が残る寺院です。流山七福神の弁財天がまつられ、境内の見学ができます。


人形に感謝を込めて

 市内をはじめ柏や松戸など近隣市からも多くのご家族連れなどが参加。親しんできた人形が炎に包まれると、感謝の気持ちを込めて手を合わせていました。井崎市長は、「23回目を迎えた人形供養会は、貴重な観光資源のひとつとして定着しています。継続されてきた観光協会の皆さんはじめ関係者のご努力のおかげです」と感謝の意を述べました。


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