ぐるっと流山 二人展「心の架け橋」

ページ番号17902 更新日 平成20年5月30日

絵画と版画の二人展「心の架け橋」 博物館で6月3日まで開催

関谷さんの作品

 市立博物館で、絵画と版画の二人展「心の架け橋」が行われています。市内在住の92歳になられる画家・関谷多一さんのパワフルな活動に、世界的に活躍されている版画家・関口聖火子(みほこ)さんが共鳴。今回、絵画と版画がコラボレートした心の架け橋が実現したものです。会期は6月3日火曜日まで。2日月曜日は休館。入場は無料です。


企画された神田さんが見学者に説明

 この二人展を企画した神田まり子さんは、関谷さんと10年前に知り合ったそうで、その元気さと油絵の作品に感動して、平成15年、関谷さんが88歳のときに米寿を記念した絵画展「心のたび」を開催。その反響の大きさに90歳になったらもう一度と約束したそうですが、実現できなかったため今回、知り合って10年を記念して企画したそうです。


関口さんの版画

 関口さんとは、銀座で行われた彼女の個展に行った際に知り合い、同じ流山市民ということもあって親交が深まり、今回、快く作品協力いただいたとのこと。神田さんは、「92歳になられてもいつも元気な関谷さんに感動しています。今回の二人展は関口さんをはじめ、多くの方々のご協力が一つになって実現したもの。見に来ていただいた方にとっても、心の架け橋になれば」とおっしゃっていました。


温かみのある画風

 今回展示されている関谷さんの作品は11点。風景画を中心に、静物画やお孫さんをモデルとした人物画など。いずれも力作ですが、88歳のときに旅行で行かれた岩手県猊鼻渓(げいびけい)を描かれた作品は、ことし4月に完成したばかりの10号の油絵で、90歳を超えて描かれたとは思えない繊細なタッチと温かみのある画風で渾身の一作とのこと。


版画とは思えない多彩な色彩

 関口さんの版画作品も展示されているのは11点。見学にいらした方も思わず「これが版画ですか?」というほど、版画とは思えない色使いでまるで水彩画のよう。図柄は全て想像の世界だそうですが、どこかで見たことがあるような懐かしい風景も。関口さんは、国内はもとよりアメリカで行われた国際小版画展やカナダでのトロント国際ミニアチュール展など、海外を舞台とした活躍も目覚しい期待の若手版画家です。現在日本版画協会準会員。


井崎市長も見学に

 初日に柏市から見学にいらした井口和臣は、「関谷さんの作品は、力強くのびのびと表現された画風が、鑑賞するものを安らかな気持ちにさせてくれます。関口さんの版画は、カラーリングがとても素敵ですね」と感想を語ってくださいました。温かみのある油絵から、一転、多彩でシュールな世界へ、心の架け橋をお楽しみいただけます。5月31日には、井崎市長も見学に訪れ関谷さんとも談笑。「これからもお元気で、いつまでも絵を描き続けてください」と激励しました。


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