ぐるっと流山 大しめ縄行事

ページ番号16557 更新日 平成20年10月23日

赤城神社で大しめ縄行事 伝統を引き継ぐ市無形民俗文化財

大量の藁を使って

 流山6丁目の赤城神社で市無形民俗文化財に指定されている大しめ縄行事が、10月12日の秋晴れのもと行われました。大しめ縄行事は、流山5丁目から8丁目までの自治会で構成される宿連合自治会(佐々木勝志会長)と赤城神社(山崎政治総代)によって、毎年10月10日に近い日曜日に行われています。


皆で息を合わせて

 朝8時に赤城神社に集合。各自治会の男性が3班に分かれ、大きな縄を作ります。女性は藁を叩き、束を作って、しめ縄や神社に飾り付ける化粧縄を編みました。大しめ縄は、4つに割った竹を芯にし、その周りにたくさんの藁をかぶせます。数か所、仮止めをしたのちに、細い縄で巻きつけ、各班総動員で、「そいや!」と声を掛け合い、大きい縄を転がして細い縄を巻いていきます。この作業がどの班も苦労されていたようです。


3本の縄をよって

 途中でゆるんでしまってほどいたり、何度も巻き直したりと、縄の完成度を左右する作業なので慎重に取りかかっていました。皆さん、額に汗して作業に集中しながら、「毎年、きれいなしめ縄を作れるように、皆で相談しながら芯になる竹の数や大きさなどを工夫しているんですよ」と伝統を受け継ぎ、そして引き継いでいく苦労話をしてくださいました。


鳥居の前に飾りつけ

 正午すぎに、3本のしめ縄が完成。「昔は、もっと太くて長かった」と昔を知る方はおっしゃっていましたが、完成した大しめ縄は、長さ約10メートル、太さ約1メートル、重量約700キロにもなります。実行委員長が先導し、皆で息を合わせながら3本の縄をよっていきます。大しめ縄は、参加者総出で鳥居の前に飾り付けられました。大しめ縄行事を知らないで通りすがった方も、「わぁすごい!重そうですね」と驚いた様子で取り付け作業に見とれていました。


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