ぐるっと流山 東小学校で家庭教育講座

ページ番号16549 更新日 平成20年10月20日

東小学校で家庭教育講座 性について130人が学ぶ

130人が参加

 10月17日(金曜日)、東小学校体育館で家庭教育講座が行われ、130人の保護者の皆さんがわが子の心や身体の成長、変化にどう対応していくかなどを学びました。この講座は、公民館と同小PTA、学校との連携によって開催された家庭教育講座です。市内5か所の公民館では、公募で選ばれた5人の「生涯学習専門員」がPTAなどとの連携で家庭教育講座を開催しています。


講師の村瀬先生

 ことし6月11日、「社会教育法の一部を改正する法律」が公布、施行されました。これは、平成18年12月の教育基本法改正を踏まえ改正されたもので、その最も大きな改正点が「家庭教育に関する情報の提供」です。同様に図書館法や博物館法もことし改正され家庭教育の向上に資するよう留意することなどが定められました。「公民館」の運営の指針となる「社会教育法」の改正では、最重要課題として、「学校、家庭及び地域住民その他関係者相互間の連携及び協力の促進に資する」取り組みの必要性が定められています。


子どもの性について学ぶ

 今回のテーマは、「子どもの性をどう育てるか~いのち、健康の源としての性」。講師は“人間と性”教育研究協議会幹事で日本思春期学会理事などとしてもご活躍の村瀬幸浩さん。村瀬さんは、一ツ橋大学や津田塾大学、東京女子大学などで、学生に、「性と愛の問題は、いやらしいことや恥ずかしいことじゃなく、いかに生きるかという生きがいの問題。セックスは下半身の行為ではなく、知的な行為」であると教えていらっしゃいます。


家庭教育講座

 東小学校では、子どもから性について「どこから生まれたの?」、「どうして生まれたの?」と訊ねられたときに、「いのち」や「からだ」についての疑問や好奇心が生まれ、それを知ることによって安心し、親(大人)への信頼感が持てると解説。親として、大人として、子どもの質問にしっかり向き合うことが大切と呼び掛けました。特に、月経、精通という人生における大きな出来事、変化について同性の大人、親の関わり方の大切さを訴えました。村瀬さんは、性の問題は、本能の問題などではなく、豊かに生きるための生涯を通じた問題であり、人権問題であると説明。援助交際も、誤解や偏見を助長するアダルトサイトやゲームもつくっているのは大人であり、思春期の性をゆがめているのは大人の責任と警鐘を鳴らしました。


東小学校で

 なお、次回の家庭教育講座は、合同家庭教育講演会「いまどきの子どもはというけれど…平成時代の子育て」と題し、11月7日(金)10時から流山市文化会館ホールで開催します。講師は、臨床心理士の有馬和子さんです。有馬さんは、千葉県児童虐待対応専門委員、家庭教育カウンセラー、スクールカウンセラースーパーバイザー、千葉県警カウンセリングアドバイザー、千葉家庭裁判所調停委員及び参与員、セクシャルハラスメントカウンセラー、千葉県DV加害者厚生事業ファシリテーター、千葉県人権施策推進員などでご活躍です。入場無料、申込不要。お問い合わせは文化会館04-7158-3462へ。


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