ぐるっと流山 オオタカを放鳥

ページ番号16170 更新日 平成20年12月1日

保護されていたオオタカを放鳥 力強く羽ばたき流山の空に

元気になったオオタカ

 12月1日月曜日、ケガの治療のため保護されていたオオタカが、中央図書館の駐車場で無事に放鳥されました。11月27日に同図書館の児童室の窓ガラスにぶつかりケガをしたため、傷病野生猛禽類保護のNPO法人「Japan RAPTOR Foundation」(三枝智人代表理事)で治療を受けていたものです。


治療をした三枝さん

 当初、胸の腫れ具合などから骨折の心配もあると思われていましたが、レントゲンなどによる精密検査の結果、骨には異常がなく打撲であったとのことです。当日は、かなり強く窓ガラスにぶつかったようで大きく右胸が腫れていましたが、発見と処置が早く抗炎症剤の投与が利いて回復も予想以上と、三枝さんも笑顔でした。


大切な尾羽も大丈夫

 野生の鳥は、鳥かごに入れられたり人間が近くにいたりするだけで大きなストレスとなり、別の病気を引き起こす可能性も高いことから、今回は、羽ばたきの状態や食欲などを見て、早めに自然界に返すことに。三枝さんは保護したときの約束どおり、もう一度、流山の空へということで、図書館近くの森に目掛け放鳥しました。


大きく羽ばたいたオオタカ

 三枝さんの手を離れたオオタカは、翼を大きく広げると力強く羽ばたき、一瞬のうちに森の中へ消えていきました。「飛び方もバランスがよく、急上昇していったのは体力がある証拠なので大丈夫です」と三枝さんも太鼓判を押しました。


窓ガラスには大きなオオタカのシールを貼り

 図書館では、鳥が気付くようにシールを張るなどして対応していましたが、今回オオタカがぶつかり傷ついたことで、急遽、より大きなシールを作成し鳥の衝突しそうな高い窓に貼りました。図書館の松本館長は、「オオタカがぶつかったのが休館日ではなく、職員がすぐに気づいて良かった。無事に放鳥されて職員一同もほっとしています」と語っていました。


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