ぐるっと流山 東京理科大学のインスタレーション計画

ページ番号16134 更新日 平成20年12月11日

流山おおたかの森駅前に奇妙な風船群が 東京理科大学のインスタレーション計画

駅前広場のイルミネーション

 11月20日から12月25日まで、流山おおたかの森駅前都市広場と自由通路で行われている「ウインターファンタジア2008」。「毎日おいで、たのしいよ」をテーマに様々なイベントが企画され、広場にはクリスマスイルミネーション、自由通路にはストリートアートの展示も。


約500個の風船が

 12月6日(土曜日)、7日(日曜日)には、東京理科大学理工学研究課建築学専攻の奥田研究室による特別出展が行われ、巨大なキューブ状の風船群が広場に出現しました。これは、「流山おおたかの森駅前広場インスタレーション計画」に基づいた作品で、その名も「Fluid Modeling」というもの。インスタレーションとは作品の展示方法の1つで、作品と展示空間が必然的な結び付きを持つような環境に展示することでの、賑わいの創出とその有効利用を図るものだそうです。


準備を進める学生たち

 奥田研究室は、公共スペースでのアクティビティー調査などの経験を持ち、都市広場や自由通路などにおける通路としてだけの機能に疑問を感じ、実際に芸術作品を展示することによる効果を検証することも狙った研究を進めています。


風になびく風船群

 前日からどう研究室の学生たちが総出で準備し、6日の朝には約500個の真っ赤な風船群が広場の中央に設置されました。自由自在に形を変える「魚群」をイメージしたというやわらかい設計どおり、時折吹く風になびきながら右へ左へと風船が一定の間隔で動き、風が止むとまたもとの形に戻ります。
 
 


浮力がなくなってくると子どもたちの目線に

 外観の楽しさだけでなく、触れる、遊べるといった体感できるエンターテイメントの要素も取り入れたというこの作品は、2日目になり浮力が落ちてくると、子どもの目線で遊べるアトラクションとして人気となりました。


広場に奇妙な風船群

 修士1年生(伊藤さん、小川さん、河本さん、佐久間さん、長島さん、南條さん、蜂谷さん、村瀬さん、綿引さん)を中心に奥田教授、中畑助教、学部3年生がサポート。立案から製作、現場管理までを全て学生たちが行いました。展示終了後には、「公共の場での展示だったので、予期しない様々な問題が起こってその解消に苦労したが、子どもたちが喜んでくれたのがとにかくうれしい」と皆さん充実した表情でした。中畑助教は「これからも機会があれば、東京理科大学として様々な課題に取り組んで行きたい」と話していました。


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