ぐるっと流山　第33回駅ライブ

ヴァイオリンを中心に癒し系ライブ　　セミ・クラシックテイストで聴衆を魅了

　1月29日（木曜日）、TXグランドアベニューおおたかの森で第33回駅ライブが行われました。今回の駅ライブは、“ANTONIO Trio Live”。夕方18時からと夜20時からの2ステージが披露されました。多彩な音楽交友からさまざまなミュージシャンとのコラボレーションで毎回たのしいステージを創り上げる市内にお住まいのヴァイオリニスト・アントニオ斉藤さんがトリオで登場。今回は、アントニオ斉藤さんを中心に、中島知美さん（ピアノ）、小川泰則さん（チェロ）によるセミ・クラシックテイストの“癒し系”ライブを展開してくださいました。

　「ともしび」、「枯葉」、「マイウェイ」などのスタンダードナンバーをはじめ「オリビアを聴きながら」、「神田川」などの歌謡曲も演奏。毎回、飛び入りゲストで楽しませてくれるアントニオ斉藤さんのステージですが、今回も、飯田大介さんのヴァイオリンと、金子知里さんのヴォーカルがゲスト出演。映画タイタニックの主題歌「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」や「アメージンググレイス」などを熱唱し、大きな拍手が贈られました。

　アントニオ斉藤さんと飯田大介さんのおふたりによるヴァイオリンは、テーブルで演奏や食事を楽しまれている客席を縫うように移動しながら演奏。ご家族連れらの目の前での心を込めた演奏に「ディナーショーに来たみたい」という声も。また、各国の名曲の演奏に「音楽で世界旅行しているみたいな気分になれました」と感想を聞かせてくださった方もいらっしゃいました。

　毎月、開催されているこのライブは、平成17年10月から平成19年10月まで市と駅コンサート実行委員会が協力して行ってきた「駅コン」を引き継ぐ形で始まりました。会場は毎回、「TXグランドアベニュー」内のフードコート（270席）で、食事などを楽しみながら音楽も聴けるということで好評です。もちろんチャージ料は無料、申し込みも不要です。これまで、ジャズやボサノバ、沖縄ポップスなどさまざまなジャンルの音楽を、一流のプレイヤーの演奏や歌でお届けしています。駅ライブ実行委員会（宮原哲也委員長）の若い皆さんによる手づくりイベントでもあります。

　次回、第34回おおたかの森駅ライブは、2月10日（火曜日）18時からと20時からの2ステージ、「是方博邦＆是方喜美子バレンタイン・ライブ」を開催します。是方博邦さんは、桑名正博のバックバンドのティアドロップスで「セクシャルバイオレットNo.1」などがヒット。高中正義グループを経て、松岡直也グループに参加しました。現在は、野獣王国、元T-SQUAREの則竹裕之、須藤満らと組んだコレノス、そしてソロではフュージョンに限らずに、一ギタリストとして様々なリーダープロジェクトやセッション・ワークを重ねています。

　また、是方貴美子さんは、4歳からクラシックピアノ、声楽を始め、武蔵野音楽大学附属高等学校をピアノ科で卒業後、武蔵野音楽大学にて声楽科に転科し卒業。プロギタリストである父の是方博邦さんの影響もあり、シンガーソングライターとしてピアノ弾き語りで活動中です。父娘ライブにご期待ください。お問い合わせはT＆T03－3836－8600へ。