ぐるっと流山 子ども料理教室

ページ番号15910 更新日 平成21年2月10日

小学生20人が新米コックに 青少年相談員東部地区で子ども料理教室

おいしい料理を作るぞ!オー!

 2月7日土曜日、東部公民館で「子ども料理教室」が行われ、小学生20人がコック帽にエプロン姿でフランス料理に挑戦しました。流山市青少年相談員連絡協議会東部地区(小野和子地区理事)が、子どもたちの料理づくりを通して、学校や学年の垣根を越えた交流と、家事への関心を持っていただこうと企画したものです。同地区では、これまで巨峰のジャムやギョウザ、うどんづくりなどは行ってきましたが、今回のような本格的な料理教室は初めてだそうです。


切り方はこれでいいの?

 講師は、松戸市内でフランス料理店を経営し自らシェフも務める織田健二さん。東部地区にある八木南小、長崎小、東小、向小金小の4校から集まった子どもたちは、学校も学年もばらばらに4班に別れ、それぞれに相談員2人がお手伝いに付きました。始めに織田講師から、「野菜やお肉などの素材がどう調理され、おいしい料理になるかを知ってもらいたい。きょうは、食べるだけでなく料理を作る楽しみも味わって」と挨拶がありました。


家でもお手伝いできるように

 「お母さんみたいに料理が上手になりたいから」「参加費100円でフランス料理が食べられるから」「いいお嫁さんになりたいと思って」など子どもたちの参加の理由はさまざま。なかには、当日が両親の結婚記念日という児童も。「今夜は、お母さんと一緒に今日の料理作って、家族でフランス料理のディナーです」と語っていました。


みじん切りは難しい

 この日のメニューは、「プロバンス風野菜のスープ」と「チキンのフリカッセ バターライス添え」です。プロバンス風とは、オリーブオイルとニンニク、それにハーブなどを加えた料理のこと。また、フリカッセは小麦粉やクリームなどを使い白っぽく煮込んだものをいいます。用意された素材のうち、ニンジン、タマネギ、キャベツ、ジャガイモなどの野菜は、全て地元の名都借の農家で栽培されたものです。また、お米も流山産、デザートのイチゴも、もちろん甘くておいしいと評判の「流山のイチゴ」です。


織田シェフが見本を

 まずは織田講師から、野菜の切り方や炒める順番、調味料の使い方など、レシピに沿って分かりやすく説明がありました。切ったジャガイモは、デンプン質なので空気に触れたままだと色が変わってしまうので、水にさらすと良いというアドバイスも。子どもたちは、織田講師の見事な包丁さばきに目を丸くしながら、時には「すご~い」と歓声を上げていました。


みんなが役割を分担して

 各班で料理が始まると、「これはどうやって切るの」「次は何を入れるの」「火は強火、弱火」など、会場は一気に賑やかに。1班5・6人の子どもたちが、野菜を切る役、炒める役、スープをかき混ぜながら煮込む役などを上手に分担し、時には交代しながら料理を進めました。オリーブオイルにニンニクを入れて炒め始めると、いい香りが部屋中に広がりました。途中、織田講師が各班の状況を見て回りながら、約1時間半でどの班も2つのメニューを作り終えました。


盛り付けもきれいにできました

 フランス料理は、味もさることながら見栄えも大切。一人ひとりお皿を持って思い思いに盛り付けをしました。中には野菜が嫌いで、ピーマンやニンジンを取らずに見栄えが悪くなってしまう子もいました。全員が盛り付けを終わったところで、急きょ織田講師の提案で「盛付大賞」を決めることになり、男女一人ずつが選ばれました。選ばれた女子児童は、「お母さんの手伝いで家でも少しは料理をします」とニッコリ。


JCNコアラが取材に

 そしていよいよ試食タイム。みんなで協力して一生懸命作った料理を食べて、「おいしい、おいしい」と子どもたちは大満足。織田講師は、「みんなの姿をみると、興味を持って料理しているのが良く分かった。これからもどうすればおいしい料理ができるか関心を持ってください」と子どもたちに呼びかけました。相談員の大塚さんは、「以前は参加者が少なく集めるのに苦労しましたが、2・3年前から定員を上回る応募があります。地域での、子どもたちの活動が見直されてきたのでは」とおっしゃっていました。なお、この日はJCNコアラも取材に訪れ、2月10日火曜日のキッズパークのコーナーで当日の様子が紹介されました。


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