ぐるっと流山 ふれあい陶芸教室

ページ番号15894 更新日 平成21年2月10日

中学生20人が作陶に挑戦 流山中央ロータリークラブのふれあい陶芸教室

田口さんが直接指導

 2月8日、流山中央ロータリークラブ(中村文隆会長)による地域の青少年育成活動の一環、第3回ふれあい陶芸教室が、西深井の陶房「紫焔窯」(田口佳子主宰)で行われ、西初石中のビオトープ部と、東部中の美術部の生徒合計20人が陶芸に挑戦しました。


20人の中学生が参加

 同クラブの会員でもある田口主宰は、陶芸作家として秋耕展大賞や文部大臣賞などに輝く実績の持ち主。1990年に西深井の紫焔窯を開窯し、個展を中心とした作家活動のほか、市内2か所の陶房での陶芸教室を開講し、地域文化の振興にも尽力しています。


陶芸は自由な発想で

 田口さんは冒頭のあいさつで「芸術や物を作るという活動には、自分の気持ちが反映されるものです。人の話を聞いたときの感動や、季節を感じたとき、思ったこと感じたことを大切に、陶芸だからといって食器にこだわる必要はないので、自由な発想で作ってほしい」と話しました。


オブジェを作る生徒も

 今回は手ごねでの作陶。陶芸作品は、焼き上がると水分が飛んで2割ほど小さくなるそうです。生徒たちは出来上がりを想像しながら、1キロの信楽の赤土を前に慣れない手つきで、湯のみ、皿など思い思いの作品を作っていきます。1キロの土からは、概ね湯飲みなら3個程度作れるそうですが、土1キロを丸々使ってオブジェを作る生徒も。美術部員ならではの柔軟な発想が垣間見られました。


真剣な眼差しで

 初めて陶芸を体験したという東部中・1年山口大介さんは「普段、美術部では絵画を中心に活動しているけど、本当に楽しかった」と1時間半の作陶時間の間に皿、茶碗、箸置きなど4品を次々と自由な発想で作り上げていきました。また、余った土で3センチほどのミニチュアの亀の置物を作るなど、初の陶芸体験を最後まで堪能していました。


ろくろを使い

 最後には、田口さんによる電動ろくろを使ったデモンストレーションも。ものの数十秒で湯飲みなど作り上げてしまうので非常に簡単そうに見えましたが、生徒2人が挑戦すると、あっという間にバランスを崩し失敗してしまいます。田口さんは「陶芸には土練り3年、ろくろ6年という言葉があります。ろくろは、簡単そうに見えて難しい。陶芸作家としてろくろの前に座っていた時間が、作品にそのまま表れます」と話してくださいました。


JCNコアラも取材に

 作品は、この後、田口さんによる乾燥・素焼き・釉薬(ゆうやく)塗り・本焼きの工程が行われ、1か月ほどかかり生徒たちの手元に届くそうです。また、この日は、ケーブルテレビのJCNコアラ葛飾も取材に訪れました。生徒たちは恥ずかしそうにしながらもインタビューに答えていました。今日の様子は、翌9日にJCNコアラ葛飾で放映された他、JCNコアラ葛飾のホームページ内「BBコアラ」でも配信される予定です。


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