ぐるっと流山 利根運河交流館を見学

ページ番号13027 更新日 平成22年2月9日

小学生が利根運河交流館を見学 運河の自然に触れ歴史を学びました

雪の残る利根運河

 市立長崎小学校(近藤広校長)の3年生のうち24人が2月4日、運河水辺公園と利根運河交流館(指定管理者:NPO法人コミュネット流山・堂下延代理事長)  を訪れました。これは、総合的な学習の時間の「流山 ふしぎ 発見」の一環として行われた実地見学で、この日のために子どもたちは「利根運河」について調べ学習を重ねてきました。早朝、先生と保護者に付き添われて東武野田線運河駅に到着した子どもたちは、浮橋を渡り、前夜の粉雪の残る運河水辺公園で景観を楽しみました。利根運河の設計・監督者であるA・T・L・ローウエンホルスト・ムルデルの顕彰碑前では、碑に書かれた文章をノートを取る児童の姿もありました。


紙芝居

 利根運河交流館では、流山市歴史文化研究会の制作した「ムルデルさんの涙」という紙芝居が交流館職員により上演されました。この紙芝居は通水120年の今年に向けて、昨年9月27日の第4回運河祭(同研究会主催)で初上演されたもので、利根運河開削当時の様子や、指導者と地域の住民たちとのかかわりを描いたものです。延べ220万人の人の手によって作られた利根運河、幼い子どもたちも土を運んだり、オランダ人ムルデルと触れ合ったりする場面に長崎小学校の子どもたちはとても静かに見入っていました。


紙芝居を楽しむ子どもたち

 紙芝居の後は、利根運河の歴史と自然に関する質問コーナー。「運河に泳いでいる黄色い魚は何ですか?」「運河にはお祭はありますか?」など、子どもたちは元気に手を挙げて質問しました。「『ムルデルさんの涙』はどんな涙ですか?」との問いには、多くの子どもたちがそれぞれの言葉でさまざまな答えを発表しあいました。舟運のための役目を終え、今は自然の宝庫として、憩いの場として愛される利根運河。3学年担任の加藤三恵先生は「利根運河には、たくさんの人の思いが寄せられているのを感じました」と話してくださいました。


昭和30年代の利根運河の写真

 利根運河交流館では通水120年を記念して、江戸川大学准教授・古城庸夫さんによる「利根運河とボート遠漕」写真展を月末まで開催中です。(問い合わせ 利根運河交流館 電話04-7153-8555) 同時関連企画として、2月10日には文化会館による古城庸夫氏の講演会「利根運河とボート遠漕」 が江戸川大学おおたかの森サテライトセンターにて開催されます。明治時代に実施された隅田川でのボートレース、宿泊を伴った長距離の漕艇訓練の一環として、学生たちが江戸川を上り、利根運河を越え、銚子まで遠漕したなど貴重な歴史を写真により紹介します。申し込み・問い合わせは文化会館(04-7158-3462)まで。


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