ぐるっと流山 任侠流山動物園

ページ番号12924 更新日 平成22年2月15日

任侠流山動物園が流山で初上演 創作落語で人気の三遊亭白鳥さんの独演会に250人

三遊亭白鳥師匠

 「食いねえ!食いねえ!笹食いねえ」「江戸っ子だってねえ?」「おう!パンダの生まれよ!」。上野動物園のパンダ親分と流山動物園の豚次のやり取りに会場は割れんばかりの笑いに包まれた。2月14日日曜日、生涯学習センターで行われた第4回流山寄席は、「任侠流山動物園」を作った三遊亭白鳥さんによる流山での初公演となりました。公演2日前の2月12日には朝日新聞千葉版に大きく告知記事が掲載されたこともあり、この日は250人の寄席ファンが会場を埋めました。


江戸川堤に立つ白鳥師匠

白鳥師匠は公演当日、創作落語「任侠流山動物園」でシロクロ一家のパンダや虎と流山動物園の豚次らが決闘する舞台となる江戸川堤を見ておきたいと、会場まで便利なつくばエクスプレスを利用せずに、わざわざ噺の中にも出てくる流鉄流山線に乗って流山入り。流山駅から旧道を通って江戸川堤を歩き、流山の地名の由来と伝えられる赤城神社を詣で会場の生涯学習センターに入りました。


白鳥師匠

 地方公演では、寄席に馴染みのない方も多いことから白鳥師匠は、この日も冒頭では寄席の楽しみ方を面白おかしく教えてくださり、会場もすっかり「笑い」を待つ雰囲気に。まずは、新作落語の「戦え!おばさん部隊」を披露してくださり、自衛隊に入隊したおばさんたちが無理なサイズの制服を着るという内容に来場者はお腹を抱えて大笑い。続いての演目は、「任侠流山動物園」の前談部分に当たる「掛け取り上野動物園」。上野動物園に流れ着いた豚次が、借金を抱えたアライグマ親子を助け、園を仕切るパンダ親分の手先として返済を迫るコンドルを追い払う噺。そのために豚次が上野動物園を離れるという発端としての役割はもちろん、後につながる伏線がいろいろと盛り込まれていました。


佐藤アナと爆笑対談

 地方公演では、寄席に馴染みのない方も多いことから白鳥師匠は、この日も冒頭では寄席の楽しみ方を面白おかしく教えてくださり、会場もすっかり「笑い」を待つ雰囲気に。まずは、新作落語の「戦え!おばさん部隊」を披露してくださり、自衛隊に入隊したおばさんたちが無理なサイズの制服を着るという内容に来場者はお腹を抱えて大笑い。続いての演目は、「任侠流山動物園」の前談部分に当たる「掛け取り上野動物園」。上野動物園に流れ着いた豚次が、借金を抱えたアライグマ親子を助け、園を仕切るパンダ親分の手先として返済を迫るコンドルを追い払う噺。そのために豚次が上野動物園を離れるという発端としての役割はもちろん、後につながる伏線がいろいろと盛り込まれていました。


流山駅で白鳥師匠

 そしていよいよ「任侠流山動物園」の開演。主人公は、「掛け取り上野動物園」で凶状持ちとして上野を追われた豚の豚次。行き倒れていた豚次がたどり着いたのは千葉県の流山動物園。園に客は来ず、えさ代にもことかく始末。豚次は昔の縁を頼って、上野動物園のパンダ親分に来園を頼むが断られてしまいます。起死回生の手として流山の動物たちが取り組んだのが人間の言葉を覚えることでした。人間の言葉を話す牛やチャボは人気者になり、人気を奪われた上野のパンダと虎は流山に殴り込みをかけて江戸川での決闘…というストーリーです。


満席の会場

流山動物園が人気を博した時には、「2両編成だった流山線が16両編成となり、1日なんと300往復。1年に何百万人もの観客が訪れ、4兆円の経済効果が流山市に・・・」というくだりに、会場内は地元ならではの大きな笑いが―。公演を終えて白鳥師匠は、「いいお客さんですね。お子さんがゲラゲラ笑ってくれたのもうれしい」と流山寄席の感想を聞かせてくださいました。南流山からいらっしゃった金田勝彦さんは、「架空の動物園でも、流山の名前が入った落語があるのは市民としてうれしい。内容もとても面白かった」と話してくださいました。ご当地ソングならぬ、ご当地噺として「任侠流山動物園」が市民に親しまれることになるかもしれません。


独特の語り口調

 白鳥師匠は、ことし1月8日の朝日新聞全国版に大きく1ページを割いて「商店街を長屋に、お年寄りも働き貧乏の連鎖を防げ」「東京にこだわるな、農業力生かして、地方は海外と結べ」などの見出しで特集されました。地方活性化については落語ばかりではなく講演の依頼も多く、30を超える都道府県、100に余る市町村から招かれているそうです。なお、この日の様子はJCNコアラ葛飾でも取材され、2月16日のデイリーニュースで紹介される予定です。また、「任侠流山動物園」の収録されたCD「三遊亭白鳥3」が発売されており、市立図書館でも貸し出ししています。


白鳥ワールドに包まれる会場

WHO世界保健デー関連企画
        「笑って健康!流山寄席」
 高座界で最も脂の乗っている爆笑派・柳家権太楼師匠や、滑稽話から大作まで古典落語の名人・柳家喜多八師匠、1月公演でも好評だった林家しん平師匠など、寄席通に好まれる実力派が勢揃い。
 また、市内にお住まいの人気女性噺家・おいけ家金魚さんもゲスト出演されます。もちろん漫談や曲芸などのベテラン芸人さんたちが華を添え、本場顔負けの寄席を演出します。新年度も笑って健康!笑って福を呼び込みましょう。
日時 4月10日土曜日14時開演~(13時30分開場)
会場 文化会館ホール
チケット 前売り大人3,000円(当日3,500円)、高校生以下前売り1,500円(当日2,000円)、文化会館や生涯学習センター、イープラスで発売中
問い合わせ 文化会館04-7158-3462


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