ぐるっと流山 ギャラリーよし

ページ番号7689 更新日 平成22年2月25日

軍手で作った可愛いお雛様と本格鎌倉彫  ギャラリーよしで「遠藤英明・遠藤ますみ 二人展」

軍手で作ったかわいい人形

  今年の広報ながれやま元旦号・ギャラリー特集でも取り上げさせていただいた加4丁目の「ギャラリーよし」で、企画展「遠藤英明・遠藤ますみ 二人展~鎌倉彫とほのぼの人形」が3月7日まで開催中です。「ギャラリーよし」は、オーナーの小坂義弘さんが、9年前に自宅を改装してオープンしたギャラリーで、陶器や工芸品など、全国を歩き集めた作品を展示・販売しています。


鎌倉彫りの作品

 今回の企画展は、鎌倉彫の伝統工芸師・遠藤英明さんと、人形作家・遠藤ますみさん夫妻の作品の展示・販売。鎌倉彫は、カツラやイチョウなどに文様を彫り、漆塗りで仕上げたもの。企画展では、椀や箸など約30点が出展されています。椀を手にしてみると、漆塗り独特の重厚感がありながらも驚くほど軽く、小坂さんも「材料となる木地は何年もかけじっくり乾燥させ、工芸師の技で作品となります。普段使いとしても何十年と使える本物に、ぜひ触れていただきたいですね」と話してくださいました。


かわいいひな人形も

 人形作家・遠藤ますみさんは、全国各地で手袋人形などのセミナーや講座を行うほか、NHK教育の講座番組「おしゃれ工房」にも出演。今月8日の同番組でも、軍手と端切れを材料とした雛人形の作り方を紹介しています。三人官女に五人囃子も加えた三段飾りの雛人形のほか、イヌやネコなどがミノムシの帽子をかぶった人形など約50点を出展しています。こちらは、小学生くらいのお子さんでも喜びそうな逸品。千円程度とリーズナブルなこともあり、お孫さんにと買い求める方も多いそうです。


常設展示のコーナー

 小坂さんは「本格的な作品を楽しみたい方から、散歩の際にちょっとお孫さんと立ち寄っても楽しめるよう、幅広い作品を揃えるよう務めています。常設展示は陶芸作品などが多いですが、だれが来ても何かしら気に入った作品が見つかると思いますよ」とおっしゃいます。今回の企画展も、朝日新聞のイベント欄で紹介されたこともあり、近隣市町村だけでなく、埼玉県や神奈川県からいらっしゃる方もいるそうです。


3月・4月の企画展「福雀物語」と「女の手仕事展2」

 奥の3畳分程度の常設展示のスペースには、約100人の作家の作品が展示されています。人間国宝・徳田八十吉氏の九谷焼から、ちょっと日常使いに使ってみたい土の風合いを感じられるビールグラスなど、多彩な作家の作品を楽しむことができます。次回の企画展は、3月13日から28日まで「中村陶志人・久谷焼「福雀物語」」。4月2日から4月13日まで「山本ともえ(陶芸)・菊田薫(とんぼ玉)・すみ田理恵(陶猫)三人展「女の手仕事展2」。また、5月には小坂さんもお勧めの伊万里焼の企画展も行われます。


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