ぐるっと流山 映画と講演のつどい

ページ番号7677 更新日 平成22年3月15日

出前映画の河崎義祐監督をお招きして

講演する河崎監督

  3月13日(土曜日)、文化会館ホールで、映画と講演のつどい「“晩春”と映画ボランティア」が行われ、約300人が往年の名画とそのエピソードなどを楽しみました。小津安二郎監督の名作「晩春」(昭和24年)の上映と、一人でできるボランティア活動をと始めた「出前映画」で病院や福祉施設などを訪問していらっしゃる映画監督・河崎義祐さんをお招きしてお話を伺いました。


客席

 自らを「シネマの伝道使」と呼ぶ映画監督・河崎義祐さんの講演会は、映画の前と後の2回。上映前には、映画人が小津語録と呼ぶ小津安二郎監督の名言格言を交えながら、同映画に出演している原節子さんや笠智衆さんのエピソードなどを披露。上映後には、車にスクリーンやプロジェクターを積んで、たった一人のために上映会を続け、多いときには一月に18回も出前映画をされたお話などを伺いました。


シティセールス室長が進行

 流山市では、映画やTVドラマ、CMなどの撮影を市内に誘致する流山フィルムコミッション事業を行っています。ことし5年目を迎えるフィルムコミッション事業を管轄するシティセールス室長が今回のイベントを進行しました。シティセールス室長は、河崎監督が出前映画でNPO法人を立ち上げた際にお手伝いされたご縁で講演会が実現しました。河崎監督は、たった一人のリクエストに応えて病室にスクリーンを張って上映と、その映画に関するお話をされるボランティア活動を展開していますが、流山市内でもリクエストにお応えされたことがあるそうです。


河崎監督と親交の深い家田さんも舞台に上がって

 ことしは、「世界の黒沢」生誕100年にあたりますが、長い間、故・黒沢明監督の名助監督として「どですかでん」など数々の傑作を世に送り出し、今井正、岡本喜八の助監督を経て「挽歌」、「若い人」、「青い山脈」などさまざまな映画をつくられた河崎監督の映画製作や、上映にまつわる心温まるエピソード等に大きな拍手が贈られました。また、アミュゼ柏で何度も河崎監督の出前映画を企画したという「あけぼの会」の家田和利さんは、河崎監督からの突然の指名で客席から急遽、舞台に上がって感想を話されました。


講演する河崎監督

 主催した文化会館では、今回の「映画と講演のつどい」に続き、今春も3月27日(土曜日)ジャズコンサートをはじめ名人をそろえた4月10日(土曜日)の流山寄席や日本画壇の重鎮をお招きして4月6日(火曜日)に行われる講演会、終戦65周年を記念して5月16日(日曜日)に行われる「講演とコンサートのつどい」など、さまざまなイベントが予定されています。お問い合わせは文化会館(電話:04-7158-3462)へ。


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