ぐるっと流山 パソコンと音声読み上げソフトを寄贈

ページ番号14883 更新日 平成21年7月16日

パソコンと音声読み上げソフトを寄贈 視覚障害をお持ちの方にも読書の楽しみを

市長室で

 7月16日、市長室で音声用パソコンと音声読み上げソフトの寄贈式が行われました。これは、市内在住の栗山富郎さんが、視覚に障害をお持ちの方でも読書ができるようにと、電子出版されている書籍を読み込めるソフトを、また江戸川大学が、これに対応したパソコンを寄贈してくださったものです。ソフトの入ったパソコンの利用により、電子出版されている小説だけでなく、著作権フリーになっている文書や青空文庫などのほか、インターネット上のPDFなども音声で読むことができるそうです。


江戸川大学からソフトを寄贈

 栗山さんは、東深井在住の元映画プロデューサーで、今年1月に「デラシネ―わたくしの昭和史―」を刊行。2月には、森の図書館主催の講演会で、自分史や電子出版に関する講演を行ってくださいました。また、江戸川大学とは、平成17年から大学図書館利用に関する協定を結んでいるほか、平成19年には、相互発展のため教育やまちづくりの分野などでの相互協定が結ばれており、約800人の市民の方が同大学の図書館を利用しています。


栗山さんからソフトを寄贈

 栗山さんは「電子出版は、視力を失った人間にとっては、肉体機能を取り戻すのと同じほどの画期的なもの。電子出版の持つ機能を、視力を失った方が利用できるよう、行政が主導で広めて欲しい。家に閉じこもりがちな全盲の方々も、本を読むために一度出てきていただければ、本人も変わるだろうし、家族の意識も変わる。電子図書の利用だけではなく、これの使用をきっかけに交流の場にもなってくれると嬉しい」と話しました。


市長室で談笑

 井崎市長は「せっかくの素晴らしいものをいただいても、市民が気軽に利用できるようなシステムを作らなければ意味がない。体験イベントなど、利用者が読書をできる喜びや感動を感じられるよう進めていきます」と謝意を述べました。寄贈を受けたパソコン2台とソフト8セットは、森の図書館、生涯学習センター、中央公民館、北部公民館に、10月の読書週間を目途に順次コーナーを開設していく予定です。


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