ぐるっと流山 佐野眞一さん講談社ノンフィクション賞を受賞

ページ番号14881 更新日 平成21年7月21日

森の図書館で佐野眞一さんのコーナー 講談社ノンフィクション賞の受賞を記念して

森の図書館で佐野さんの作品コーナー

 「第31回講談社ノンフィクション賞」に、市内にお住まいの作家・佐野眞一さんの「甘粕正彦 乱心の曠野(こうや)」(新潮社)の受賞が決まったことが7月17日金曜日、発表されました。佐野さんは、ノンフィクション作家の第一人者で、7月4日土曜日、流山市文化会館で満員の聴衆に、昭和の終焉から平成について講演された「平成論」はまだ記憶に新しいところです。森の図書館では、今回の受賞を受け7月17日から佐野さんの作品コーナーを設けました。


講演する佐野さん

 佐野さんの数ある著書の中で、「だから、君に、贈る。」(平凡社)は、平成15年2月23日、流山市文化会館ホールで、小中学生の保護者を対象に行われた家庭教育講演会「心のフットワークで事実に迫れ!」と題した講演内容を元に、大幅に加筆したもので、講演では言い足りなかったことを書き加えた部分が多く、「書き下ろし」ならぬ「語りおろし」的構造の本です。また、「だれが『本』を殺すのか 延長戦PART-2」(プレジデント社)は、平成13年4月12日、流山市文化会館ホールで、中高年者を対象に開催した「流山市ゆうゆう大学」の入学式記念公開講演会「21世紀、『本』はどうなるのか」などを中心にさまざまな講演や対談を掲載したものです。


サインをする佐野さん

 佐野さんは、東京都出身。早稲田大卒。「旅する巨人─宮本常一と渋沢敬三」で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。この受賞から12年後の今回、「甘粕正彦 乱心の曠野」が講談社ノンフィクション賞を受賞。他に「遠い『山びこ』― 無着成恭と教え子たちの四十年 」、「巨怪伝─正力松太郎と影武者たちの一世紀」、「カリスマ─中内功とダイエーの『戦後』」、「東電OL殺人事件」、「凡宰伝」、「だれが『本』を殺すのか」、「小泉政権-非情の歳月」、「阿片王 満州の夜と霧」、「沖縄─だれにも書かれたくなかった戦後史」など多くの著書があります。


受賞の記事

 森の図書館では、受賞が報道された7月17日から佐野さんの著書を集めたコーナーを設けています。ことし2月28日土曜日、森の図書館で開催された、元映画プロデューサー・栗山富郎さんの講演会「デラシネ~わたくしの昭和史」に佐野さんが参加されたこともあり、佐野さんファンが多い同館でコーナーを設置し、来館者と一緒に受賞をお祝いしたいと設置したものです。同館では「佐野先生のご著書は、貸出中の場合が多いのですが、予約もできますのでどうぞご利用ください」と呼び掛けています。お問い合わせは森の図書館04-7152-3200へ。


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