ぐるっと流山 すず虫飼育教室

ページ番号14874 更新日 平成21年7月21日

市民団体と協働ですず虫飼育教室 夏の暑さを和らげる虫の音に108人

108人が参加

 7月20日祝日、文化会館で「すず虫飼育教室」が行われ、家族連れなど60組108人の皆さんが参加しました。流山市すず虫の会と公民館との協働で開催したものです。夏休みの自由研究のテーマにも適していると小学生を連れた親子も多数参加されました。


すず虫いるかな

 東初石から大きな水槽6個分のすず虫を持参してくださった渋谷季吉郎さんは「小さいうちから飼育を始めて、丁寧に世話をしてあげて“リーン、リーン”と鳴き出したときにはうれしいものですよ」と参加者にすず虫を提供されていました。同会の松田淳さんが「飼育ケースの蓋には網戸くらいの目の細かなものを使いましょう。カブト虫のケースではゴキブリなどが侵入してしまいます」と餌の与え方から冬の越し方までプリントを配布しながら細かに飼い方を伝授してくださいました。


説明を聞く参加者

 三輪野山から参加された小川喜久さんは「昨年、すず虫の会の堀江さんからいろいろ教えていただき、ことし5月、初めて羽化に成功しました」と嬉しそうに語ってくださいました。すず虫は、同じ所での交配は避けた方がよいことから、飼っている人同士での交換会を行い、交換できる人を増やそうと無料配布も始めたのが流山すず虫の会の始まりだそうです。


すず虫の配布も

 昭和48年に「流山にすず虫の音色を復活させよう」と、観光協会が中心になって江戸川堤や総合運動公園などで「すず虫放虫の夕べ」を開催。昭和60年からは、すず虫放虫も含めたさまざまなイベントを行う「市民の夕べ」になり、平成になって、放虫だけではすず虫は増やせないと「流山すず虫の会」が発足し、交換や無料配布などを行うようになったものです。


飼育方法などを学ぶ

 インターネットですず虫飼育教室を知って松戸市から参加された加瀬久美子さんは、「すず虫は、自然に帰したくてもコオロギなどと違って弱いのでなかなか野外では増えません。ペットショップで買うばかりでなく、こうした催しを通して子どもたちが生命の大切さを学んだり、増やす楽しみが共有できたら素敵ですね」と感想を聞かせてくださいました。なお、南流山センターでは、ロビーに飼育ケースを置いてすず虫の成長過程を来館者に楽しんでいただけるように工夫するそうです。南流山センターにお立ち寄りの際にはぜひご覧ください。


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