ぐるっと流山 皆既日食観察会

ページ番号14865 更新日 平成21年7月23日

あいにくの天候で室内観測 日食を見る流山北高校開放講座

皆既日食観察会を流山北高校で

 日食当日を迎えた7月22日、流山北高校に観測を期待して多くのご家族連れが集まりました。今年は、イタリアの科学者ガリレオ・ガリレイが初めて望遠鏡を夜空に向け、宇宙への扉を開いた1609年から、400年の節目の年です。国際連合、ユネスコ(国連教育科学文化機関)、国際天文学連合は、今年を「世界天文年」と定めました。そこで、公民館では、流山北高校との協働で高校開放講座「日食を見よう」を開催しました。


日食を見る太陽グラスを配布

 安全に日食を見ていただくための太陽グラスを用意して、当日、事前に申請のあった参加者との観測会を企画していましたが、この日の関東地方の天候は小雨まじりの曇空というあいにくの天候。周囲の新川耕地一帯も雨に煙って墨絵のような雰囲気。当初予定していた校庭での観測を諦め、学校内のコンピュータ室で授業に切り替えました。


今宮謙教授らが解説

 会場には事前に申し込みがあった38組66人の皆さんが朝9時から集合。校庭に太陽を模したものを置いて、筒を通して月に見立てた消しゴムと重ねて見ることで日食の仕組みを学びました。コンピュータ室で、ガリレオが400年前に初めて覗いた望遠鏡の模型を見たり、ガリレオが描いた星のスケッチを見たり、ダイヤモンドリングやコロナの話を聞きながら、参加された皆さんは広大な宇宙に思いを馳せていたようでした。


テレビで日食を鑑賞

 インターネットでの日食鑑賞も試みたのですが、アクセスが集中し接続できないことからテレビのある視聴覚室に移動。大きな画面に日食が映し出されると「わぁーっ!」と歓声があがり参加者の間に興奮や一体感が生まれました。流山北高校では、地学が専門の今宮謙教頭を中心に科学系の教職員ら10人が夏休みを返上してボランティアで指導してくださいました。


多くの家族連れが集まりました

 日本国内の陸地で皆既日食が見られるのは、北海道での1963年7月21日の皆既日食以来、じつに46年ぶり。国内で観測される次回の皆既日食は2035年9月。この日の参加費500円は、保険料と太陽グラスの購入実費ですが、指導に当たられた今宮教頭は「2012年5月21日関東地方では7時35分頃、金環食が見られそうですので、その日まで太陽グラスを大切に保管して楽しみましょう」と参加者に呼び掛けていました。


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