ぐるっと流山　『環境と平和』流山写真ポスター展

『環境と平和』流山写真ポスター展始まる！ ベトナム・枯れ葉剤爆弾被害児童支援の写真展やコンサートコンサートも

　7月28日から生涯学習センターで、『環境と平和』流山写真ポスター展が始まりました。会期は8月16日までで、入場は無料です。同写真ポスター展では、「広島長崎原爆写真ポスター展」「ベトナム・枯れ葉剤爆弾被害児童支援写真ポスター展」「UNEP世界環境写真展」の展示が、同時開催されています。「広島長崎原爆写真ポスター展」は、昨年、各公民館などで開催していたもので、ことしは、市役所ロビー、生涯学習センター、森の図書館の3か所で開催しています。この写真展では、広島平和記念資料館所蔵の写真を30枚のポスターにまとめて展示し、核兵器の恐ろしさや平和の尊さについて学べる機会を提供しています。

　「ベトナム・枯れ葉剤爆弾被害児童支援写真ポスター展」は、日メコン交流年のことし、メコン川流域のベトナムの現状を、また、ベトナム国民が今もなお枯れ葉剤爆弾の影響で苦しむ現状を伝えます。1960代後半に使用された化学兵器「枯れ葉剤」による子どもたちへの影響は今も拡大しており、各国のボランティアグループも援助の手を差し伸べはじめています。特に両親が被災した子どもへの後遺障害、遺伝子障害など、子孫への影響は予測不可能なほどです。日本でも知られている「ベトちゃん、ドクちゃん」の事例はほんの氷山の一角です。結合双生児として生まれた「ベトちゃんとドクちゃん」の弟グエン・ドクさんの奥様テュエンさんが妊娠し、来年1月に出産予定であることが発表されました。ドクさんは1988年に日本の支援で、兄ベトさんとの分離手術に成功。ドクさんは以前から「ベトナム語と日本語の両方で名前を付けることは決めている」と語っていらっしゃるそうです。

　生涯学習センターでは、枯れ葉剤爆弾被害児童支援の一環として、10月12日祝日に「ベトナム民族アンサンブル・チャリティーコンサート」を開催します。ホーチミン市から音楽、踊りのメンバーで構成された“桃花”グループを招聘。国立ボンセンシアターのメンバー、国立音楽院教師らによる、洗練されたベトナム民族アンサンブルをどうぞお楽しみください。プログラムは、ベトナム特有の楽器をそろえ、54の民族が暮らす各地の色彩をイメージした楽曲をお届けします。時間は、14時から（開場13時30分）。現在、生涯学習センターで前売りチケットが好評発売中です。前売り2,500円、当日2,800円、友の会会員2,000円。

　「UNEP世界環境写真展」では、大自然の素晴らしい景色や、環境について考えらせられる写真など、30枚を展示しています。UNEP（国連環境計画）は、「写真を通じて身近な環境問題に目を向けていただく」という主旨のもと、「UNEP世界環境フォトコンテスト」を実施してきました。この写真展ではこれまでに集まった全世界169カ国・14万点以上の応募作品の中から厳選した入賞作品を展示します。自然界の美しさから、環境の厳しい局面まで、写真が語る貴重なメッセージをダイレクトに受け取ってください。

　8月22日土曜日には生涯学習センターで、「環境と平和を愛する今注目の国際的に活躍するシンセサイザー奏者、キム・シン　シンセシンフォニー流山」コンサートを実施します。このコンサートでは、UNEPの写真と、キム・シンさんのいつくしみ溢れるやさしい演奏のコラボレーションもありますので、ぜひご覧ください。キム・シンさんは、若田光一宇宙飛行士がシンセサイザーのやさしい音色にひかれ、そのCD「久遠の宇宙」（作曲：キム・シン）を14日間におよぶ宇宙飛行で携行させたことでも知られている世界的なシンセサイザー奏者です。コンサートは、14時から（開場13時30分）。チケットは、前売り3,000円、当日3,500円、友の会会員2,500円。
　問い合わせは、いずれも生涯学習センター（04-7150-7474）へ。