ぐるっと流山 平和を願う折り鶴に糸通し

ページ番号14769 更新日 平成21年7月30日

市民手づくりの折り鶴が続々と 平和大使が千羽鶴の糸通し作業を

一つひとつの折り紙に糸を通して

 市では、8月15日の終戦記念日に合わせ、広島平和記念公園に千羽鶴を届ける事業を平成16年から行い今年で6年目となります。市民の皆さんから集まる千羽鶴は年々増え、昨年は約9万7千羽の折り鶴が集まりました。ことしもすでに多くの折り鶴が寄せられ、市役所ではボランティアの方々による糸を通して千羽鶴にまとめる作業が行われています。


井崎市長から平和大使を任命

 7月30日には、平和大使として広島に赴き、寄せられた千羽鶴と市民の皆さんの平和への想いを届ける役の小学生が糸通しボランティアに参加しました。この平和大使は、市内の小学5・6年生を対象に今年初めて公募したもので、53人の応募の中から20人が抽選で選ばれ、24日に井崎市長から任命されました。平和大使は8月14日から1泊2日で広島を訪れ、広島平和記念資料館の見学や被爆者の講話を聞くなど、核兵器の恐ろしさや平和の尊さを学びます。


なぜ折り鶴を?絵本の読み聞かせ

 この日は、平和大使となった13人の児童が糸通しに参加していましたが、途中、広島に引率で同行する教育委員会指導課の佐藤指導主事による絵本「おりづるの旅」の読み聞かせも行われました。おりづるの旅は、原爆症により12歳という若さで無くなった佐々木禎子さんの話と、その死をきっかけに平和祈願の象徴として折り鶴が世界へ広まっていった様子を絵本にしたものです。平和を願うのになぜ鶴を折るかを学んだ子どもたちは、平和への想いのこもった折り鶴ひとつひとつに、丁寧に糸を通して千羽鶴にまとめていきました。


丁寧に糸通し

 広島に行くのは初めてという流山北小学校6年の吉成茜さんは、「核兵器も戦争もない平和な世界になって欲しい。広島で感じたことは、流山に帰ったら友だちや周りの人など一人でも多く伝えます」と語ってくださいました。この日、千羽鶴にまとめられた数は1万4千羽で、糸通しの始まった22日からの合計は4万9,500羽になります。なお、この日までに延べ105人の方が、糸通しのボランティアに参加してくださいました。


NHKの取材に応える

 この日は、NHK千葉放送局とJCNコアラ葛飾のテレビ局2社、並びに毎日新聞、東京新聞、千葉日報の各新聞社の取材を受けました。NHK総合テレビでは、当日夕方の首都圏ネットーワークで糸通しの模様や平和大使へのインタビューが紹介されました。糸通しボランティアの活動は、8月7日まで市役所で行われます。参加希望の方は、電話で企画政策課(7150-6064)へ。糸通しが終わった折り鶴は、8月4日から10日まで市役所1階ロビーに展示されます。


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