ぐるっと流山 サマーファンタジア2009

ページ番号14699 更新日 平成21年8月10日

「サマーファンタジア2009」に3万人 おおたかの森駅前で人と人とのつながりが

駅前広場が多くの人でにぎわいました

 ことしで4回目を迎えた流山おおたかの森駅前での夏のミュージックイベント「サマーファンタジア2009」。夏真っ盛りの8月に、駅前広場に特設ステージとオープンカフェを設け、ジャズやポップスなどの良質な音楽、愉快なイベントやアトラクション、さらにはおいしい料理や飲み物などで、楽しい1日を過ごしていただこうと、同実行委員会(宮原哲也委員長)の主催で8月8日土曜日に行われました。市内はもとより、近隣市や埼玉県・茨城県、東京都内からも多くの家族連れなどが訪れ、延べ約3万人の方々で終日にぎわいました。


会場内では手をつなぐ姿があちらこちらで

 ことしのテーマは「hand in hand つなごうよ!」。家族のつながり・人のつながり・自然とのつながりを演出し、「都心から一番近い森の街・流山」をアピールしようという企画です。会場内では、親子、恋人、ご夫婦、お友だちなど、さまざまな関係の方々が手をつないで歩かれる姿が数多く見られました。手をつなぐという行為には悪意は決してありません。親から子への愛情、子から親への信頼、恋人同士の愛情、お友だちの友情・・・、微笑ましい光景です。また、市では緑と緑をつなぐグリーンチェーン戦略を展開していますが、会場となった広場に植えられた数多くの緑と、駅近くにある市野谷の森の圧倒的な緑の多さに、初めてこの街を訪れた方は驚かれたことと思います。未来へ向けた「森の街・流山」をPRできたのではないでしょうか。


クンクンニコニコ共和国のステージ

 ステージイベントは午前11時にスタート。オープニングは、昨年の子育てサロンコンサートやおおたかの森駅ライブでもお馴染みの「クンクンニコニコ共和国」が、軽快なポップスで会場を盛り上げてくださいました。流山市・柏市・野田市出身のメンバーが中心になって結成されたバンドで、毎回、子どもからお年寄りまで楽しめる愉快なステージを提供しています。また、ステージの進行役は昨年に引き続き、市内在住でフジテレビ特番「3強運王」、ラジオ日本「サンデーモーニングGOLF」などの司会としてもご活躍の豊村直美さんが務めてくださいました。


仮面ライダーショー

 この日の子どもたちのお目当ては、なんといっても「仮面ライダーディケイドショー」。ショー後の握手会の参加整理券を求めて、配付時間の1時間半前から長蛇の列ができました。開演近くなると、ステージの前は子どもたちを連れたご家族で埋め尽くされました。ショーが始まり、まずは悪役の大ショッカーがステージで大暴れ。怖がっていた子どもたちも、間もなく仮面ライダーディケイドが現われると大きな声で声援。仮面ライダーがピンチになると「ガンバレー」と声を揃えました。子どもたちの応援を受けて、ディケイドや電王など4人のライダーが次々と大ショッカーを倒していき、会場は子どもたちの歓声で包まれました。


握手会では子どもたちの喜ぶ顔が

 ショーが終わると、握手会の整理券を持った子どもたちが整列して、ライダーたちと一人ひとり握手。憧れのライダーの活躍を目の前で見た子どもたちは、この夏の忘れられない思い出の1ページを作ったことでしょう。握手会の整理券のため8時半から並んだという柏市の長谷川雄太君(5)は、「仮面ライダーは格好よかった。握手できてうれしかった」と目を輝かせていました。雄太君のお母さんは、「子どもにせがまれてきましたが、ほかの音楽ステージなども素晴らしかった。子どもが帰るというまで楽しんでいきたい」と語ってくださいました。


金子知里さんのステージ

 午後のステージには、「市川生まれで、流山からメジャーデビューしました」という金子知里さんが登場。持ち前の歌唱力で来場者を魅了しました。ことし5月27日にキングレコードより「birth~誕生~」でメジャーデビューしたばかりの金子さんですが、流山では昨年のウインターファンタジアのオープニングライブを始めとする数々のミュージックイベントやおおたかの森駅ライブなどでお馴染みです。8月22日土曜日の「第33回流山花火大会」でもプロローグイベント(18時30分~19時)に出演予定です。


見る人も笑顔になるフラダンス

 華麗なダンスが披露され盛り上がったのが「フラダンス ショータイム」。今回は、市内に本部を置き、流山・野田に16の教室を持つ「フラ ハラウ カ レイアロハ」と、流山・我孫子・松戸で練習し活動している、楽しい幸せなフラチームという意味の「ハラウ ハウオリ フラ」の2団体が出演しました。踊っている人も見ている人も、自然と笑顔になり幸せな気分になるというフラダンス。皆さん、生き生きとした笑顔で南国ムード漂う音楽に合わせて優雅に踊りました。私もフラダンスを習ってみたいという方は、フラ ハラウ カ レイアロハ(高野カツ子090-9674-9548)、ハラウ ハウオリ フラ(山岸初美090-8038-7595)まで。


ラストはステージを降りての演奏

 続いて登場したのが、流山出身のバンジョー奏者・青木研さん率いる「Dixieland Cracker jacks」。ヴィレッジ・ストンパーズのヒットナンバー「ワシントン広場の夜は更けて」やアメリカの大衆歌曲「セントルイス ブルース」など名曲の数々を披露しました。実はこのバンド、つい1時間前まで生涯学習センターでコンサートを開いていて、そのままのメンバーが衣装も同じく駆けつけてくださったもの。生涯学習センターでは、西深井小学校の吹奏楽部とのコラボも行い観客を魅了しました。この日集まったメンバーは、ディキシーランドジャズの世界では日本最高峰の皆さん。ラスト曲となった「聖者の行進」では、ステージを降りて会場内を行進しながらの演奏で来場者を楽しませました。青木さんは、「生まれ育った流山が発展していくのがうれしい。音楽のある街を目指すとのことなので、自分も力になりたい」と語ってくださいました。


スタンダードジャズの神村バンド

 辺りが少し暗くなった午後6時頃には、子どもたちの姿は少なくなり年配のご夫婦や仕事帰りの方々などがステージ前やオープンカフェに集まりました。ステージでは、神村英男スペシャルジャズセッションの演奏で盛り上がりました。スタンダードジャズの定番、「A列車で行こう」や「サマータイム」「イパネマの娘」などが披露され、リズムに合わせ肩を揺らすジャズファンが多く見られました。野田市からいらっしゃった斉藤和哉さんは、東京に通うのに乗換駅として流山おおたかの森駅を利用されているとのこと。駅の自由通路の柱に貼られたポスターを見て楽しみにされていたそうです。「自由通路を会場に行っていた駅コンサートの際、神村さんのバンドの演奏を聴いてとても良かったので、今回足を運びました。駅前でジャズ、いいですね」と満足そうでした。


ミッキーカーチスさんと神村英男さん

 ステージのラストには、ヴォーカルとしてロック歌手ながら映画やドラマでも活躍するミッキーカーチスさんが参加。71歳になられたミッキーさんですが、そのステージは年齢を感じさせないパワフルなもの。スタッフの無理なお願いも聞いていただき、この日会場内でも販売されていた「I LOVE Nagare Yama Tシャツ」を着ての出演となりました。「ハウンド・ドッグ」や「ジョージア・オン・マイ・マインド」、「ザッツ・オール・ライト、ママ」など、懐かしのサウンドに涙を浮かべながらステージを見上げる中年男性も。アンコールでは「バット・ノット・フォー・ミー」を熱唱し、ことしのサマーファンタジアを締めくくってくださいました。


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