ぐるっと流山 デフリンピックに日本代表として出場

ページ番号14633 更新日 平成21年8月27日

デフリンピックに日本代表として出場 夢をひとつ叶えた鈴木裕加さん

鈴木教育長から奨励金が

 8月27日、「第21回夏季デフリンピック台北2009」の女子バスケットボールチームの日本代表選手に選ばれた鈴木裕加さんが市役所を訪れ、鈴木教育長にデフリンピック出場の報告をしました。市教育委員会では、オリンピックや世界大会などに出場する市民や団体などに奨励金を交付しており、この日、鈴木さんにも教育長から「文化・スポーツ等振興奨励金」が手渡されました。


教育長室で談笑

身体障害者のオリンピック「パラリンピック」に対し「デフリンピック」は、ろう者のオリンピックとして、夏季大会は1924年にフランスで初めて開催されました。今回の台北大会は、9月5日から15日までの11日間で行われ、81の国と地域から選手3,959人が参加します。競技は、陸上、水泳、テニス、バスケットボール、サッカー、柔道など19種目あり、日本からは、バスケットボールを含む12競技に選手154人が参加します。


いつも笑顔の裕加さん

 女子バスケットボールには12人の選手が選ばれましたが、鈴木さんは中でも副キャプテンを任されたそうです。4歳のときに高熱を出し、突発性難聴で聴覚を失った鈴木さんは、持ち前の前向きな姿勢で、小学6年生からバスケットボールを始め、中・高・大学とバスケットボール部に所属。一昨年の中国で行われたデフバスケットボール世界選手権大会に、初めて日本代表選手に選ばれ世界大会に出場、結果は残念ながら全敗だったそうです。


教育長室で

 強豪のアメリカチームをはじめ、どうしても外国チームは背が高いので、スピードを生かしたプレーが日本チームの持ち味と語る鈴木さんは、「今回は、世界舞台での初勝利と、予選リーグを突破し決勝トーナメント進出が目標です」と力強く答えてくださいました。教育長は、「現地に行ってからも体調管理を十分行い、持てる力を全て発揮して頑張ってください」と激励しました。


頑張りますと抱負を語ります

 なお、「広報ながれやま」では、鈴木さんを平成20年1月1日号の「おとなりさん」で紹介しています。この取材の際、鈴木さんは「デフリンピックの出場と、世界の舞台で勝利することが目標」と話されていました。夢を一つ叶えた鈴木さんですが、もう一つのデフリンピックでの勝利もつかみ取れるよう、鈴木さんの活躍が期待されます。


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