ぐるっと流山 人命救助で感謝状

ページ番号14555 更新日 平成21年8月24日

川で溺れる中学生を救助 勇気ある行動に消防長から感謝状

消防長室で贈呈式

 8月24日月曜日、流山市消防本部で人命救助に対する感謝状の贈呈式が行われました。感謝状を贈られたのは、南流山2丁目にお住まいの小日向一夫さん・純子さんご夫妻です。お二人は、8月10日に坂川で溺れていた松戸市内の中学1年生を、適切な判断と迅速な行動により川から助け出し、すぐに救急車を要請、大切な人命を救助したものです。


感謝状を贈呈

 8月10日は、朝から午前中にかけ台風9号の影響で市内でもかなりの雨量があり、坂川は増水し流れも早くなっていました。午後2時ごろ、坂川の御體橋(おんたいばし)付近で小中学生4人が遊んでいたところ誤って1人が川に流され、他の3人は助けを呼ぶ以外どうすることもできない状況でした。そこに、たまたま橋を車で通りかかったのが小日向さんご夫妻で、溺れているのを確認するとすぐさま行動。一夫さんは着衣のまま川に入り、子どもが流されてくる地点まで泳ぎ無事救出。純子さんは、携帯電話で救急車を要請しました。助けられた中学生は、救急車で病院まで搬送されましたが、ケガ等もなくその日のうちに帰宅することができました。


状況を説明する小日向さん

 この日の坂川の状況は、大雨の影響で川幅は約14メートル、水深も普段の約倍の1.8メートルあったそうです。一夫さんは、つりが趣味でよく坂川でも竿を出し、また犬の散歩でも川岸を歩かれるそうで、川の様子は詳しく頭に入っていたため、助けに入った後も冷静に行動できたといいます。「たまたま通りかかって良かった。助けられたのは本当に偶然です。その日のことは、全てが子どもを救うためにあったかのように思います」と奇跡的な状況を説明してくださいました。


記念撮影

 感謝状贈呈式では、大越消防長から出席された一夫さん(純子さんは都合で欠席)に感謝状と記念品が贈られました。大越消防長は、「とっさの判断と的確な連携で、尊い人命を救われた行動は他の模範です」と改めて感謝を申し上げました。溺れた人を救おうとした人が一緒に事故にあってしまうというケースも報じられていますが、小日向さんのように川の状況を熟知していて、危険を感じながらも冷静に行動されたことは心からの敬意に値します。


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