ぐるっと流山 平和大使が報告会

ページ番号14498 更新日 平成21年8月28日

「平和大使」が広島での経験を報告 被爆者の体験談を聞き、千羽鶴を献納

市役所で報告会

 8月28日、市役所で「平和大使」の報告会が行われました。平和大使は、市民の皆さんから寄せられた千羽鶴を広島に届け、さらに被爆者の体験談を聞いたり原爆ドームや資料館を訪れ平和について学んでいただこうと、小学5・6年生を対象に公募により選ばれた子どもたち20人です。この日は、19人が出席し井崎市長と鈴木教育長の前で、広島で体験したことや、平和について思うことを発表しました。


市長と教育長に作文集を

 報告会ではまず、広島から帰った後に今回の平和大使を務めての感想や、平和の大切さなどを綴った作文集を市長、教育長に手渡しました。井崎市長は、「皆さんの作文を読んで感動しました。平和を願う気持ちを持ったら、ぜひ平和を作る人になって欲しい」と呼びかけました。鈴木教育長からは、「出発式の時よりも一段と皆さんがたくましくなったように思えます。実際に見て体験してくることが、皆さんの自信にもつながるのです」と語りました。


現在の思いを発表する平和大使

 平和大使の子どもたちは、一人ずつ広島で感じたことや平和について思うことを発表しました。「戦争の恐ろしさが分かりました」「体験したことを友人や周りの人にも伝えたい」「戦争は2度と起こして欲しくない」「ケンカやいじめをなくして平和なクラスを」など、平和の大切さ尊さを強く感じたようです。なお、平和大使の書いた作文集は、全小・中学校に配布するほか、公民館や図書館、市役所情報公開コーナーにも備え置きますので、ぜひお読みください。平和大使は、「作文を読んで感じたことをだれかに語り継いで、平和の大切さのバトンを繋いでもらえるとありがたいです」と話しています。


原爆ドームの前で

 平和大使が広島に赴いたのは、8月14日・15日の1泊2日です。広島に到着すると、早速、広島平和記念公園へ移動し、平和記念資料館や原爆ドームなどをボランティアガイドに案内され説明を受けました。資料館では、被爆後の広島市内の写真や被爆者の痛々しい姿、その後の平和への歩みなどを、実際の場所にたって見学したことで感じ方も違ったようです。


大林さんの体験談を聞く子どもたち

 また、16歳のときに爆心地から2.3キロの場所で被爆された大林さんから壮絶な体験談も聞き、改めて原爆の恐ろしさを実感しました。夕飯後も、ホテルの会議室に集まり、平和大使としてその日一日の体験を通して自分の中で変わったこと、また今回の体験を役立てるためにこれから何をしていきたいか――などを班ごとに話し合いました。


展示ブースに千羽鶴を献納する子どもたち

 翌日はあいにくの雨模様の天気となり、時折、雨足が強まる中、市民の皆さんの平和への願いが込められた手づくりの千羽鶴10万2千羽を、みんなで協力しながら運び、原爆の子の像の周りに設置された折り鶴の展示ブースに献納し、平和の鐘を鳴らしました。


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