ぐるっと流山 緑の住まいづくり講座

ページ番号14465 更新日 平成21年9月4日

グリーンカーテンで涼しく快適に クーラーに頼らない夏の過ごし方を学ぶ

第2回緑の住まいづくり講座

 流山市では、「都心から一番近い森の街」を目指して、平成18年から「流山グリーンチェーン戦略」を展開しています。流山グリーンチェーン戦略は、その名称のとおり、街路樹や個人のお宅の緑をまち全体でつなぎ、潤いのあるまちづくりとともに、緑の連鎖によるヒートアイランド現象の抑制など、地球温暖化対策にもつなげようという戦略です。


講師の甲斐さん

 8月30日には、江戸川大学サテライトセンターで、流山グリーンチェーン戦略推進事業「第2回~緑の住まいづくり講座」が行われ、54人の皆さんが緑を生かした住まいづくりを学びました。まち全体を快適にするために、まずは個々のお宅を涼しくするための方法を学ぶ講座です。グリーンチェーンを市と進める株式会社チームネット代表・甲斐徹郎さんを講師に、クーラーに頼らず、緑で涼しく夏を過ごす方法を伝授していただきました。


つる性に植物で作るグリーンカーテン

 甲斐代表は、夏の家庭での暑さは気温だけによるものではなく、車や路面など、家の周りをヒーターの役割をするもので囲まれていることが大きな要因であるといいます。これによる家屋の高温化を防ぐためには、植栽による日よけが大きな効果を発揮します。グリーンチェーン戦略の基本的な考え方としては、高木による森の冷気をまちじゅうに引き出すことを掲げていますが、個別の家庭の高温化の抑制には、特につる性植物によるグリーンカーテンが効果があるそうです。


54人が参加

 今回、つる性植物によるグリーンカーテンの効果を検証するため、モニターとなっていただいた美田自治会の5件の皆さんのお宅では、涼しく感じクーラーの使用も減ったという感想のほか、グリーンカーテンをすることで、実際にサーモグラフィ測定による屋内外の気温差が見られたことや電気代が減ったなど、快適なだけでなく、家計にも優しいという効果が検証されました。


ゴーヤで作ったグリーンカーテン

 質疑では、参加された方から「2階のベランダに植える植物は何がいいですか?」など具体的な質問が出され、甲斐代表は「ゴーヤはつる性植物で、病気に強く手間もかからず、根強いのでお勧め。簡単に実が楽しめるのも特徴です」と応え、「皆さんのご家庭1軒1軒が、緑の力により涼しさを実感できるようになることで、流山のまち全体が涼しく快適になります。ぜひ、グリーンチェーンとグリーンカーテンを知って、来年の夏に向け、実践していただきたいですね」と結びました。


夏を涼しく過ごすための講座

 「緑の住まいづくり講座」は、4月から11月にかけて全3回で行われているもので、今回が2回目。4月に行われた第1回講座は、夏を涼しく快適に迎える準備講座。11月8日日曜日に行われる最終回では「グリーンチェーンで暮らしが変わった!?」をテーマに、第1回・2回で提案された方法を、この夏実践した美田自治会の皆さんの環境レポートを行います。緑のカーテンとグリーンチェーンの実践により、どれだけの効果が得られたのか。知ってお得な、参加費無料の講座です。問い合わせは、江戸川大学サテライトセンター(電話04-7156-7715)へ。


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