ぐるっと流山 第7回森の学校

ページ番号14279 更新日 平成21年10月5日

第7回森の学校 太宰治の世界を朗読で

市内外から80人が参加

 10月3日に森の図書館で、森の学校朗読会「太宰治の世界」が開催されました。今年は太宰治生誕100年。時を越えてなお、読者を惹きつけ、読みつがれる太宰治の作品から4作品を朗読グループ「こもれび」のみなさんが、情感たっぷりに朗読されました。


情感たっぷりに朗読

 『新釈諸国噺「裸川」』を松下秀子さん。銭十一文を川に落としてしまった清廉潔白の武士、手間賃三両を出して人側足をかり集め、探索させるが・・・。『葉桜と魔笛』を有澤玲子さん。姉は、病気で死期の近づいた美しい妹宛に来ていた手紙を読んでしまう。病気を知って別れ話を持ち出した差出人。不憫に思った姉は、妹の為に男のふりをして手紙を書いた・・・。『清貧譚』を福島彩子さん。三度の飯より菊の花の好きな才之助は、菊に詳しい少年とその姉と会い、話すうちに自分の家に住まわせてしまう・・・。


情感たっぷりに朗読

 『燈籠』を朝井多み江さん。まずしい家のひとり娘を好きになった男のために、水着をとっさに盗んで捕まってしまった。その行為によって見えてくる周囲の目、本当の幸せとは?「こもれび」は4人グループで、それぞれが朗読ボランティア、朗読スクール、大学の朗読会などで研鑽をつまれた後、各方面で活躍されており、8月に森の図書館で開催された広島長崎平和ポスター写真展にあわせ開催された「平和を祈る朗読会」をきっかけに結成されたグループです。


こもれびの皆さん

 3日は雨模様でしたが市内はもとより、松戸市、野田市、柏市などから80人の方が来場され朗読に耳を傾けました。「いろいろなタイプの太宰作品にふれることが出来てよかったです。『葉桜と魔笛』はせつなくて涙が出ました」、「朗読会は初めてです。とても良かった。本も読んでみたいと思いました」、「初めて聞かせていただき、情景が見えるようでした」、「作品にあわせた効果音が雰囲気にとても合っていました」などの感想が聞かれました。また、会場入口に用意された太宰治の本を手に取り、図書館で借りていかれる方もいらっしゃいました。


太宰の作品

 次回の第8回森の学校は、11月14日土曜日13時30分~15時の予定で、「ゴスペル☆ごすぺる」と題し流山ゴスペルシンガーズ「THE TOMESODE」のコンサート&ソウルシンガー「GONZA」のミニライブを予定しています。流山市民の歌英語訳ゴスペル調、アメイジング・グレイス、ジョイフル・ジョイフルほかをお届けする予定です。入場無料、定員80人(申込み不要。直接会場へ)。問い合わせは森の図書館(04-7152-3200)まで。


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