ぐるっと流山 総合防災訓練

ページ番号14246 更新日 平成21年10月5日

大規模地震の発生を想定 総合防災訓練に376人が参加

会場に集合する市民の皆さん

 10月4日日曜日、大規模な地震の発生を想定した「流山市総合防災訓練」が鰭ヶ崎小学校で行われ、関係機関や会場周辺の自治会などから約376人が参加しました。午前9時過ぎ自治会からの参加者は「避難誘導訓練」により、ロープを伝いながら自治会役員や消防団員などの誘導で鰭ヶ崎小学校のグラウンドへ集合しました。


煙体験をする参加者

 今回の訓練は「相模トラフ上でマグニチュード7.9の大地震が発生。本市では震度6弱を記録し、家屋の倒壊や道路の損壊を始め、交通機関やライフラインに被害が発生。市内各所で災害が発生し、多数の負傷者が出ているため、各種の応急対策が待たれている状況」を想定して行われました。開会式で井崎市長は、先日のスマトラ島沖地震についても触れ「準備不足のために甚大な被害が起きてしまいました。本番でもすみやかな避難と本格的な救助が出来るようしっかり訓練して欲しい」と挨拶しました。


救助犬も活躍

 「救助訓練」では、車に閉じ込められた要救助者を消防隊員が救助する訓練や、倒壊家屋に閉じ込められた要救助者を救助犬が発見し、自衛隊が救出する訓練が行われました。救助犬は主にその嗅覚によって要救助者を迅速に探し出し、発見次第大きく吠えます。犬と人との信頼関係こそ、この救助にもっとも必要なものだそうです。


応急担架を作成

 「救護訓練」では、流山市医師会による傘で骨折箇所を固定する応急手当や、流山市歯科医師会による三角巾を用いた歯の手当てのほか、消防団員による竹竿と衣服を使った応急担架作りの方法などを指導、実演しました。参加された方の中には写真に収める方も多く、応急手当の意識の高さが伺えました。


初期消火訓練

 「初期消火訓練」では、消防職員と消防団員の指導のもと、各自治会の代表者により模擬火点を消火する訓練が行われました。また、児童と大人が力を合わせて火災物件を消火するバケツリレーも行われ、児童からは「消火器と違って、なかなか火が消えなくて大変だった」といった声が聞かれました。このバケツリレーは、消火はもちろんのことですが、それ以上火の手を大きくしないという大きな意味があります。


起震車体験

 会場には、災害用伝言ダイヤルや住宅用火災警報器の案内を始め、炊き出しコーナー、起震車による地震体験コーナーやはしご車、白バイ乗車体験など、さまざまなブースが設けられました。実際に災害に遭った際に少しでも落ち着いて行動するためにも、災害は身近に存在しうるもの、災害準備や自主防災の意識を高く持つことが重要です。


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