ぐるっと流山　森の図書館展示コーナー

森の図書館の展示コーナーがリニューアル　秋の夜長をお気に入りの本とともに

　森の図書館の展示コーナーがリニューアルしました。大人向けには「松本清張生誕100年によせて　秋の夜長にミステリー」として、清張作品を並べました。芥川賞、日本探偵作家クラブ賞、吉川英治文学賞の受賞歴でも分かるように、古代史から現代社会まで多岐に渡るジャンルでベストセラーも多く、国民的作家と呼ばれる松本清張。今回は特別に書庫から出して並べた本もあります。また、東京新聞の夕刊に、市内在住のノンフィクション作家・佐野眞一さんが連載している、「全身怨念作家。編集者の見た松本清張」のコピーもおいてあります。

　子ども向けには「みっけ！」迷路の本、さがす絵本。迷路の本のページの中を探して何が隠れているか探してください。参考図書前のミニコーナーでは、「祝　イチロー9年連続200本安打」と題して、イチローについての本、野球・大リーグに関する本を展示中です。

　カウンター前のミニコーナーは、「ノーベル文学賞候補は他にもいた？！」として、最近公表されたノーベル文学賞候補者「谷崎潤一郎・西脇順三郎・賀川豊彦」と受賞者「川端康成・大江健三郎」の本を集めました。ノーベル文学賞の選考はスウェーデン・アカデミーが行っていて、候補者や選考過程は50年間の守秘義務があり、この間は一切公開されないそうです。

　お料理のコーナーは「オーブン料理」を特集。栗やカボチャを使ったレシピが置いてあります。ギャラリーで開催している好評の浮世絵・平木コレクションは、第2回「美人画の変遷」を展示。浮世絵で最も多いのは美人画ですが、初期の墨一色摺りによるものから、多色摺り木版画の「錦絵」へと技法に変化が見られます。8枚の作品を展示していますので、その変化をお楽しみください。