ぐるっと流山 赤城神社大しめ縄行事

ページ番号14225 更新日 平成21年10月15日

赤城神社の大しめ縄行事 秋を感じさせる市無形民俗文化財

大しめ縄作り

 赤城神社の祭礼は、毎年10月中旬の土曜に宵宮、翌日曜に本祭が行われます。これに先立ち、10月11日に大しめ縄行事が行われました。流山5丁目から8丁目までの自治会で構成される宿連合自治会と赤城神社によって、毎年10月10日に近い日曜(宮薙)に行われています。この行事は、鰭ケ崎のおびしゃ行事、三輪野山のヂンガラ餅行事と並んで、市の無形民俗文化財に指定されています。


大しめ縄作り

 朝8時に地域の皆さんが赤城神社に集合。男性が3班に分かれて、大きな藁棒を3本作り、これをよって1本にしたものが大しめ縄になります。この藁棒は、4つに割られた竹を芯にして、その周りにたくさん藁をかぶせ、細い縄で巻いていきます。一生懸命巻いているうちに縄の間から藁が出てきてしまうなど、苦労されている部分もありましたが、額に汗し全員が力を併せて見事な藁棒を作り上げていきました。


大しめ縄作り

 その傍らでは、去年の大しめ縄を外す作業や神社入口の飾りつけ、しめ縄や神社に飾る化粧縄を編む作業などが行われ、神社の境内は活気に満ち溢れました。正午すぎに、3本の藁棒が完成。これを皆で息を合わせながら3本の縄をよっていきます。1本の重量は約300キロ。大人10人がかりでようやく持ち上がるほどです。藁棒を持ち上げる人、支える人、全員汗だくになりながら1本の大しめ縄へと編んでいきます。「いつもよりねじりが多く、綺麗にできたねぇ」と、参加した皆さんは出来上がったしめ縄を満足そうに眺めていました。


大しめ縄を飾り付け

 最後に、鳥居の前の特設やぐらに大しめ縄を飾り付けます。この作業が始まると、見に来る方々も増え、完成時には拍手と歓声があがりました。地域の方以外にも、市内の史跡めぐりをなさっている方々が多く見学に訪れていました。中には、市指定無形民俗文化財を特集した今年の広報ながれやま元旦号を片手に見て来ていた方もいらっしゃいました。


大しめ縄を飾り付け

 熱心に写真撮影をしていた宮園在住の中桐さんは「なかなか拝見できるものではないので、最初からずっと見られて大満足です。写真をお友だちに見せようと思います」と語っていました。今年の赤城神社の祭礼は、17日土曜日に宵宮、18日日曜日には本祭が行われ、この日鳥居の前に飾られた大しめ縄の下をお御輿がとおり町内を練り歩きます。夕方6時ごろには境内に帰り、赤城山の頂上へ向かう急な階段38段をお御輿が駆け上る姿はまさに圧巻です。


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