ぐるっと流山 パパ・タラフマラのワークショップ

ページ番号13719 更新日 平成21年11月24日

中・高校生らがワークショップ 29日にはパパ・タラフマラの公開無料リハーサル

中高生や社会人も参加

 世界を舞台に活躍しているパフォーマンス集団「パパ・タラフマラ」による市内初の無料公開リハーサルを前に、11月23日祝日、生涯学習センターで若者を対象にしたワークショップが行われました。中・高校生や社会人など25人がパパ・タラフマラ主宰で演出家の小池博史さんの指導で、スローと呼ばれる手法のワークショップなどを楽しみました。ワークショップ終了後には、ホールに移動し、パパ・タラフマラの舞台稽古を見学するなど高校で演劇を学ぶ生徒の皆さんにとっては、貴重な体験を楽しんだ休日となったようです。


小物を使って演技指導

 この日、参加したのは市内の中学生をはじめ流山・柏・松戸・我孫子の高校生や社会人の皆さん。小池さんは、パパ・タラフマラが海外の舞台に招かれることが多いことから「言葉をどう超えられるか。身体を通してどうコミュニケーションをとるかが鍵」と解説。参加された皆さんは、ゆっくりと立ち上がって5分かけて小物を拾いあげる動作などを体験。高校生は、「普段、何気なく立ったり歩いたりしていることが、ゆっくりやってみたら難しいし、実際の時間と身体が感じる時間はずいぶん違う」と舞台の面白さを再認識したようでした。


ワークショップ

 小池さんは、「考えないで、感じて」、「始まったら感性を張って」、「ペンの重さや素材も感じてとって」と高校生らにアドバイス。小池さんは、一橋大学卒業後TVディレクターを経て『パパ・タラフマラ』を設立。以降、全50作品の作・演出・振付を手掛けています。各国アーティストとの作品製作やプロデュース作品の製作、世界各地からの演出依頼公演、プロ対象・市民対象のワークショップを数多く実施。97~04年つくば舞台芸術監督、アジア舞台芸術家フォーラム委員長、さまざまな審議員、審査員等を歴任。 近年、写真・エッセイ・小説・評論・作詞を手掛け、表現手法を拡大させ国内外でご活躍中です。


プロが演技指導

 パパ・タラフマラは、82年、小池さんを中心に結成されたパフォーミング・アーツ・カンパニーです。「ダンス」「演劇」「美術」「音楽」等の様々なジャンルを巻き込みながら、舞台空間全体を一つのアートに築き上げる演出手法で世界中の多くの観客を魅了してきました。ベネチア・ビエンナーレ、ベルリン芸術祭などの海外主要フェスティバル等、世界30カ国で上演され、国際的に高い評価を確立しています。07年11~12月、世界最高峰の劇場、ニューヨークブルックリン・アカデミー・オブ・ミュージック オペラシアター公演を実現。主な受賞歴は、Paris Grand Prix International Video Dance 優秀賞受賞2回、マンチェスターイブニングニュース優秀賞、国際ハイビジョンフェスティバルミュージック&ダンス部門グランプリ(ジュネーブ)、日本テレビ局長賞、他多数。パパ・タラフマラワールドに、才能豊かなアーティスト達が結集し、オリジナリティ溢れる作品が、毎年誕生しています。


パフォーマンスを学ぶ

 このパパ・タラフマラの新作「パンク・ドンキホーテ」のワークインプログレス(公開リハーサル)が流山市文化会館で無料公開されます。11月29日日曜日14時開場、14時30分開演です。「シンデレラ」、「三人姉妹」、「ガリバー&スウィフト」などの名作に続き、今回の新作「パンク・ドンキホーテ」のテーマは「家族」。ワークショップを終えた小池さんは、ホールに戻って舞台稽古を演出。中国やインドネシアからの出演者もいることから、小池さんは、いきなり英語で舞台転換のタイミングなどを指示。中・高校生らも舞台稽古を見学し、パフォーマンスをしながら変更されていく演出を目の当たりにして「こんなに変更、変更でよく覚えられますね」とその迫力に感動していました。


パフォーマンスを学ぶ

 パパ・タラフマラの皆さんは、市民の方のお宅に合宿し、流山市国際交流協会の協力で通訳ボランティアを派遣していただくなど、市民ぐるみで今回の公演を盛り上げています。女優・桃井かおりさん、作家・天童荒太さん、俳優・大杉漣さん、音楽家・細野晴臣さん、脳科学者・茂木健一郎さんなどからパンフ類に賞賛の声が寄せられているパパ・タラフマラの舞台が開館40周年を迎えた流山市文化会館ホールの舞台で無料で楽しめます。前衛的な舞台美術や衣装も楽しみのひとつです。お気軽にご来場ください。お問い合わせは流山市文化会館(04-7158-3462)へ。


このページに関するお問い合わせ

ぐるっと流山に関するお問い合わせは、担当課のページからお問い合わせください。
担当課のページ