ぐるっと流山 第53回おおたかの森駅ライブ

ページ番号13698 更新日 平成21年11月30日

次代を担う高校生2人が駅ライブに 麻央&拓斗 スペシャルジャズセッション

駅ライブに高校生2人のセッションが

 11月28日土曜日、TXグランドアベニューおおたかの森2Fのフードコートで、第53回おおたかの森駅ライブ「麻央&拓斗 スペシャルジャズセッション」が行われました。11月21日から始まったウインターファンタジア2009の一環として、また会場となったグランドアベニューのオープン2周年を記念して午後5時からと7時からの2回ステージで開催。出演は、ともに市内在住で高校3年生の曽根麻央さんと山田拓斗さん。同級生ならではの息の合った演奏で来場者を魅了しました。


麻央&拓斗の息の合った演奏

 全部で270席あるフードコートは開演前から満席となり、2回のステージともに多くの方々が立ち見となるほどの人気で、合わせて約800人のジャズファンが高校生コンビの素晴らしい演奏に酔いしれました。1stステージでは「misty」「Autumn Leaves」「Blue Bossa」さらには麻央さんのオリジナル曲も加え全6曲を、2ndステージでは「St.Louis Blues」「You Don’t Know What love is」「Fee‐Fi‐Fo‐Fum」そしてオリジナル曲を加え同じく6曲を披露。アンコールは、高校1年生のときに2人で作ったというアレンジ曲を聴かせてくださいました。


曽根麻央さん

 文化会館の子育てサロンコンサートやグリーンフェスティバル、駅ライブなどでお馴染みの曽根麻央さん。いつもは迫力あるトランペット演奏を聴かせてくださいますが、今回は拓斗さんのヴァイオリンとのセッションということでピアノのみの演奏となりました。麻央さんというとトランペット演奏が印象的ですが、実はピアノの方が始めたのが早く、物心ついたころからピアノをおもちゃ代わりに育ったとのこと。この日も、得意のブギウギとストライド・ピアノを見事なテクニックで弾きこなし聴衆を魅了しました。


立ち見も出るほど好評ぶり

 一番最前列の席で、リズムに乗りながら楽しそうに二人の演奏を聴いていらっしゃった斉藤健さんは、鎌ヶ谷市からご夫婦でいらっしゃったとのこと。流山おおたかの森駅でのライブは、自由通路で行われていた駅コンサートのころからのファンで、駅ライブも都合がつく限り聴きにきているそうです。「今日のふたりの演奏は本当に素晴らしかった。感動しきりです。CDがあったら買いたいくらい」と興奮気味に語ってくださいました。


麻央さんのストライドに効いたピアノ演奏

 平成12年5月、麻央さんは両親と親子バンド「そねそねくらぶ」を結成し、市内をはじめ近隣市でボランティアのライブ活動を続けています。平成13年には「日野皓正と夢の共演」に最年少で出演。昨年、高校2年の夏にはボストンのバークリー音楽院サマープログラム2008に奨学生として参加、オーディションにて大学本科の全奨学金を受賞。さらに今年は、日本人で初めてテリ・リン・キャリントンのバークリー・サマー・ジャズ・ワークショップに抜粋され、奨学生として参加。同時にオーディションにて大学本科の全奨学金を再度受賞しました。来年9月からは、バークリー音楽院に本格留学する予定だそうです。


山田拓人さん

 一方、7歳よりクラシックヴァイオリンを始めたという山田拓斗さんは、中学時代にポップスとジャズフィールドにおける第一人者の中西俊博さんの音楽に影響を受け、ジャズ奏法とアドリブを独学で研究してきたとのこと。高校入学と同時に曽根麻央さんと出会いすぐにセッションを開始。校内イベントでのジョイントコンサートをはじめ、麻央さんのライブにゲスト出演するなど音楽活動を共にしてきました。拓斗さんは、今年2月にクラシックから本格的にジャズに転向し、高校卒業後は洗足学園音楽大学ジャズ科に進学を予定しているそうです。


伝説の3人によるプレミアムコンサート

 麻央さんは、12月19日に流山市文化会館で開かれる「伝説のジャズトリオによるプレミアム・コンサート」にゲスト出演します。半世紀もの間、日本のジャズ界をリードしてきた前田憲男さん・荒川康男さん・猪俣猛さんの3人に、将来を嘱望される天才トランペッター曽根麻央さんが加わり、どのようなステージになるか?ジャズの巨匠とよばれる3人から若き麻央さんに何かが引き継がれる記念碑的なコンサートになるのではと、周囲の方々も今から期待感でいっぱいです。麻央さんは、「光栄だし楽しみでもあります。一緒の演奏が作品として一つのものになるように頑張りたい」と抱負を語ってくださいました。お聴き逃しのないように。問い合わせは、文化会館(04-7158-3462)まで。


多くの来場者が演奏に酔いしれ

 この日の会場には、麻央さんと親子バンドを組むご両親もいらっしゃっていました。「音楽は言葉を覚えるのと一緒」という父親の充さんは、7歳の時に麻央さんがしきりに唇を鳴らしているのを見て、管楽器が合っているのではと8歳の誕生日にトランペットを買い与えたそうです。充さんは「譜面のない音楽」を信条とし、人前で演奏することで上達するといいます。親子バンド「そねそねくらぶ」は来年結成10周年を迎えますが、多い年では100回のライブを開催したそうで、「麻央がここまでこられたのも、ライブを聴いてくださった地域の皆さんのお陰です」と目を細めていらっしゃいました。


将来を嘱望される二人

 次回の駅ライブは、12月5日土曜日18時からと20時からの2ステージで「おおたか静流、おおたかの森に舞い降りる」が開催されます。NHK教育テレビ「にほんごであそぼう」にレギュラー出演されているシンガー&ボイス・アーティストのおおたか静流(しずる)さん。おおたかさんは、オリジナルアルバムを21枚リリース。「声のお絵描き」を主宰し、数百曲に及ぶTVCMでの歌唱や映像、絵画、朗読、ダンスとのコラボレーション等ジャンルや国境を越えた音楽活動を展開中のアーティストです。今回は、「音楽とマジックのソロパフォーマンス」などで有名なピアニストの大友剛さんとの楽しいライブが展開されます。なお、お二人は同日、14時から文化会館ホール入場無料・申し込み不要で開催される「子育てサロンコンサート」にも出演予定です。問い合わせは、株式会社T&T(03‐3836‐8600)まで。


このページに関するお問い合わせ

ぐるっと流山に関するお問い合わせは、担当課のページからお問い合わせください。
担当課のページ