ぐるっと流山 パパ・タラフマラの公開リハーサル

ページ番号13694 更新日 平成21年11月30日

パパ・タラフマラの公開リハーサル 高校生らがボランティアで会場運営

開場前から多くの来場客が

 演劇界や舞踏界でユニークなパフォーミングアーツ集団として世界を舞台に活躍しているパパ・タラフマラの新作舞台「パンク・ドンキホーテ」のワークインプログレス(公開リハーサル)が11月29日日曜日、流山市文化会館で無料公開され、約500人の皆さんが楽しい舞台を楽しみました。パパ・タラフマラは1982年、代表・小池博史さんを中心に結成された。数ある日本のパフォーミングアーツシーンのなかにあって、もっともユニークなグループ。ダンスや演劇、美術、音楽などのさまざまなジャンルを巻き込みながら、舞台空間全体を一つのアートに築き上げる手法で、世界中の多くの観客を魅了してきました。


ユニークなステージが繰り広げられ

 パパ・タラフマラは、これまでの公演も東京芸術劇場や新国立劇場などの国内をはじめ海外でも絶賛を得、マンチェスターイブニングニュース紙年間優秀賞、東京ジャーナル・イノベーティブ・パフォーマンス大賞、日本テレビ局長賞などを受賞。「シンデレラ」、「三人姉妹」、「ガリバー&スウィフト」などの名作に続き、今回は新作「パンク・ドンキホーテ」を発表。そのリハーサルを流山で実現しようと、地域の皆さんが協力。海外からのキャストのために流山市国際交流協会から通訳が派遣され、市民のお宅に宿泊して稽古を重ね、この日も受付から後片付けまで高校生らがボランティアで参加してくれました。


小池代表とのトークショー

 今回の公開リハーサルに先立ち、11月23日祝日には、生涯学習センターで小池代表のワークショップが行われ、参加した流山おおたかの森高校演劇部の生徒さんたちが恩返しにと、公開リハーサルで受付や会場づくり、後片付けなどでボランティア活動。同部顧問の石山教諭も公開リハーサル終了後に小池代表とのトークショーで登壇。軽妙な対談の中で小池代表は、「“よく解らないけど、楽しかった”という声が多い。自分の知識や経験から解ったかどうかを判断しがちだが、感じてほしい」、「海外公演から帰国すると、元気がなくて寂しいと感じるのは、身体を使わず頭だけ使っているからではないか。もっとバランスよく身体も頭も使った方がよいのでは」と呼び掛けました。


おおたかの森高校の生徒がボランティアでお手伝い

 この日、リハーサルが公開された「パンク・ドンキホーテ」は、12月11日から「あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)」で公演がスタートします。パパ・タラフマラは来秋、新作「白雪姫」を創作する予定で、仙台や新潟など全国8か所のホールでの公演を計画していますが、その初日公演を流山市文化会館で開催し、「ここからツアーをスタートさせたい」と小池代表が舞台上で発表、客席から歓声と拍手が贈られました。


ユニークなステージ

 今回、会場でボランティア活動してくださった流山おおたかの森高校演劇部をはじめ柏、松戸など近隣の高校演劇部では、平成22年1月30日13時30分から流山市文化会館で、初の試みとして「高校演劇20分シアターin流山」を開催します。生徒や顧問教諭が創作した20分間のショートストーリーを上演するもので、全作品に「OPP」という台詞を入れるというのが共通課題。文化会館と千葉県高等学校文化連盟演劇専門部会との協働で開催するものです。お問い合わせは流山おおたかの森高校演劇部04-7154-3551へ。


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