ぐるっと流山 消防出初式

ページ番号13229 更新日 平成22年1月12日

息を呑む救助活動に大きな歓声 車両29台が参加し盛大に消防出初式

ホールでは式典が

1月9日土曜日、新春恒例行事の「流山市消防出初式」が文化会館で行なわれました。当日は、市消防職員や消防団員など約450人と消防車両29台が参加しました。大ホールでの式典では、消防業務に功績のあった個人や団体に対する県知事表彰や県消防協会長表彰、市長表彰などの受賞式が行われました。この日、受賞したのは121人と4団体です。


黒川幼稚園の園児たちによるお遊戯披露

 式典終了後は、会場を駐車場に移し演技の部が行われました。はじめは、黒川幼稚園の年長クラスの園児85人によるお遊戯。「防火」と書かれた揃いのハッピを着て、「江戸火消し こ組がはしる」の曲に合わせ息の合った踊りを披露してくれました。続いて、「戸締り用心火の用心」の歌を元気な声で歌い、詰めかけた約500人の来場者からは、温かい拍手が送られました。出初式に出演するのは初めてという黒川幼稚園では、年長クラスだけでなく全園児が昨年12月から毎日、踊りと歌の練習を重ねてきたそうです。


消防操法を披露

続いて実戦消防操法の演技が行われました。演技を披露したのは、昨年9月に行われた第18回市消防団実戦消防操法大会の小型ポンプの部で優勝した第6分団の皆さんです。各地域の消防団は、防災パトロールや防災訓練をとおして、地域住民が安心して住める街を目指して日々活動されています。この日の演技も、きびきびとした迅速な操法が披露され、会場からは大きな歓声が上がりました。


消防演習に出動

次に行われた消防演習には、車両6台と24人の消防職員、消防団からは第1方面隊の第1分団と第5分団が参加しました。演習は、大地震の発生により、倒壊した家屋に取り残された人、中高層建物内に逃げ遅れた人、中高層建物からの火災などが発生したことを想定して行われました。


倒壊した家屋を吊り上げる

倒壊した家屋からの救助には、昨年配備したばかりの新型の救助工作車が出動しました。車両後部に設置された約3トンの物まで吊り上げられるクレーンを使い倒壊した建物を持ち上げ、できた隙間から負傷者が無事救出されました。まるでドラマや映画のような普段見慣れない緊迫した救出シーンを、来場者も息をのんで見守っていました。


はしご車が救出

続いて文化会館の屋上にいる逃げ遅れた人を救助するため、はしご車が出動。リフターを利用して、わずか数分で見事に救出されました。ことしも消防出初式の最後を締めくくったのは、プール側に向けての一斉放水でした。はしご車隊と消防隊2隊、さらに消防団第1方面隊の2個分団が出動し、勢いよく一斉に放水。5本のホースから抜けるような青空に向けて放たれた水は、水しぶきのカーテンとなって降り注ぎ角度によってはきれいな虹も見られました。


最後は一斉放水で

 こうのす台からいらっしゃった斉藤侑馬君(江戸小2年)は、お母さんの幸さんと一緒に見学。消防車が大好きという侑馬君は、昨年、東消防署で行われた少年少女消防ふれあい体験にも参加して、放水訓練や起震車なども体験されたそうです。出初式を見学にいらっしゃったのは初めてとのことですが、「はしご車とても格好良かった。高い所から人を助けたのがすごかった」と興奮気味に話してくださいました。この日の様子は、地元ケーブルテレビのJCNコアラ葛飾でも取材され、1月12日のデイリーニュースで紹介されました。


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