ぐるっと流山 初笑い新選!流山寄席

ページ番号13218 更新日 平成22年1月18日

文化会館で 初笑い新選!流山寄席 大いに笑って今年も健康に

文化会館で寄席

 1月16日土曜日、文化会館で林家正蔵、桂南喬、林家しん平など豪華師匠を招いて「新選!流山寄席」が行われ、約450人の方々がお腹の底から大笑いしました。「笑いは百薬の長」「笑いに勝る良薬なし」「笑う門には福来る」など、笑いと健康や幸せは昔から諺にもあるように関係が深いとされています。今回の寄席は、新春から大いに笑っていただき、ことし1年、心身ともに健康に過ごしていただこうと、公民館と市民による流山寄席実行委員会の協働事業として企画されたもので、流山市医師会と流山市歯科医師会の後援もいただき開催されました。


紙切り

前座には、林家しん歩さんが「子ほめ」を披露。人にお世辞を使う話を面白おかしく語る内容です。二ツ目の林家たけ平さんは「大師の杵」を、また出囃子の太鼓も下手袖で担当されていました。続いて、色物の紙切りで会場を大いに沸かせてくださったのが林家二楽師匠。会場からのリクエストに応えてあっという間に複雑な絵を、下書きもせずにハサミで紙を切って作ってしまいます。切り終わった紙をOHPにかざすと、とても繊細な絵が映し出されました。


チワワと私

 会場から二楽師匠に出されたリクエストは、「スケートをする孫とおじいちゃん」「チワワと私」「トラ」。難しそうなお題にも、笑いを交えながら見事な紙切りを披露してくださいました。独特の体を前後に揺らしながらの紙切りは、その方がタイミングも取りやすくうまくハサミが使えるとのこと。できた作品はお題をリクエストした皆さんにプレゼントされ「よいお土産になった」と喜ばれていました。


正蔵師匠

 中入り前は、林家正蔵師匠が高座に上がりました。(故)林家三平を父に持ち、前座名のこぶ平の頃からテレビでタレントとしても活躍。昭和62年に真打に昇進し平成17年3月に九代目「林家正蔵」を襲名しました。この日は創作落語「読書の時間」を披露してくださいました。高校生が学校の読書の授業のために父親の本棚から小説を持ち出すのですが、実はそれは父親がちょっとエッチな本の表紙カバーだけを替えていたもので…という内容。その語り口と正蔵師匠の独特の顔の表情が来場者の大きな笑いを誘っていました。


しん平師匠

 中入り後の林家しん平師匠は、野田の醤油や流山の蕎麦屋で寄席が行われていることなどにかけて「時そば」を演じてくださいました。落語好きな方でもなくても、一度はどこかで聴いたことのある噺の「時そば」。そばのお勘定を支払う時、「いま、何どきだい?」と時間を聞くことで代金をごまかすという内容。扇子を箸に見立てて、そばを上手にすする場面も有名です。しん平師匠のそばすすりも傑作で、会場には称賛の声と笑いがこだましました。しん平師匠は今、ホラー映画も製作中というマルチな才能の持ち主で、次回4月10日も出演の予定です。


会場には笑いがこだまして

 三遊亭小圓歌さんは三味線漫談で会場を沸かせました。正月らしく舞も披露してくださいましたが、舞の際の演奏は、三味線を恩田えりさん、太鼓を林家たけ平さんが担当。たけ平さんによる、小圓歌さんの出囃子ヒットパレードの太鼓も見事でした。トリの桂南喬師匠は「替わり目」でこの日の寄席を締めくくってくださいました。流山2丁目にお住まいの鈴木幸子さんは、はじめて寄席にいらっしゃったとのこと。「周りの皆さんも笑っていたので、気兼ねなく大声で笑ってしまいました。今年は市内で他にも寄席をやるようなので楽しみです」と語ってくださいました。


しん平師匠

 次回の「新選!流山寄席」は4月10日土曜日14時から文化会館ホールで、高座界で最も脂の乗っている爆笑派・柳家権太楼師匠や、滑稽話から大作まで古典落語の名人・柳家喜多八師匠、今回も流山寄席をプロデュースしてくださった林家しん平師匠など、落語界を代表する実力派ラインナップで準備が進められています。また、流山市にお住まいの、おいけ家金魚さんもゲスト出演が予定されています。問い合わせは、文化会館(04-7158-3462)まで。


正蔵師匠

 また、流山市生涯学習センターでは2月14日日曜日に、上野鈴本演芸場でトリを取るほどの実力をもつ三遊亭白鳥師匠が、新作落語『任侠流山動物園』をはじめとする流山3部作を披露します。流山をネタにした数少ない落語をどうぞお楽しみください。
 ▽日時=2月14日日曜日14時~16時(開場13時30分)▽場所=生涯学習センター多目的ホール▽チケット=前売り2,000円/当日2,500円/友の会1,500円/高校生以下1,000円▽出演=三遊亭白鳥師匠
 問い合わせ 流山市生涯学習センター 04-7150-7474


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