ぐるっと流山 文化財防火デーに合わせ訓練

ページ番号13093 更新日 平成22年1月28日

貴重な文化財を守れ 名都借の広寿寺で消防訓練 (2010.1.26)

総勢19人が参加

1月26日火曜日、名都借の広寿寺で「文化財防火デー」の消防訓練が行われました。文化財防火デーは、昭和24年の同日に奈良県の法隆寺金堂壁画が火災で焼失してしまったことから、この日を忘れずに文化財を火災から守る日にしようと昭和30年に制定されました。


訓練開始

流山市消防本部では、毎年この時期に市内の文化財を所有する寺院などで、消防訓練を行っています。ことし行われた名都借の広寿寺には、鎌倉時代に作られたといわれ、昭和59年に市の指定有形文化財となっている「観音菩薩坐像」が保存されています。


文化財を保護

 消防次長や図書・博物館長、広寿寺住職、檀家総代長、名都借自治会長のあいさつの後、東消防署の消防職員と地元消防団第16分団の消防団員、総勢19人によって訓練が行われました。


運び出しに成功

 訓練は、大規模地震により本堂で使用されていたローソクが倒れ、火災が発生したという想定で行われました。檀家の方々やご近所の市民が見守るなかで、まず指揮車が到着し現場確認後に本部を設置しました。続いて消防車が駐車場に到着すると、すぐに消火活動の準備に入りました。本堂内に進入した消防隊員2名が、文化財に見立てた箱を無事運び出しました。文化財を搬出後、本堂に向かって実際に水を出しての放水訓練が行われ、無事に訓練は終了しました。


最後に放水訓練

訓練に参加した広寿寺住職は、「お寺は過去に数度火災に遭いながらも地元人々の協力によって本尊が守られてきた。これからも大切な文化財を守るために、防火に努めていきたい」と話していました。


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