ぐるっと流山 男女共同参画特別講演会

ページ番号13038 更新日 平成22年2月4日

男女共同参画特別講演会 「輝いて生きるために」と題して

講演会の様子

生涯学習センターで1月28日、「男女が輝いて生きるために」と題した男女共同参画特別講演会が行われました。「流山市第2次男女共同参画プラン」の策定を前に行われたものです。講師は、弁護士の渥美雅子さん。渥美さんは、千葉県では初の女性弁護士として現在も活躍されています。


講師の渥美さん

渥美さんが弁護士になった当時は、セクハラやパワハラが横行していた時代で、東京の弁護士事務所を3か月で退職し随分苦労されたことや、千葉県弁護士会の会長などに助けられ、「10年我慢すれば肥しになる」と教えられたことなどのお話がありました。昭和41年に弁護士としての活動を開始し、現在千葉市内で「渥美雅子法律事務所」を開設されています。また、財団法人女性労働協会「女性と仕事の未来館」館長もされています。


生涯学習センターで

平成11年6月に「男女共同参画社会基本法」が制定されて、男女の人権が尊重され、「配偶者からの暴力及び被害者の防止に関する法律」(DV防止法)や「児童虐待防止法」、「高齢者虐待防止法」の3つの防止法ができたこと。そして、自ら携わった痛ましい事件の話を通し、「私たちは、小さなおせっかいをやりましょう。虐待など発見したら勇気を出して通報してください、大きな優しさを持って」と訴えました。


輝いて生きるためにを講演

また、「男女が輝いて生きるためには、3つのYをしましょう。「役割のY」「友人のY」「余技のY」。特に、どんな事でもいいので、人を楽しませる技を持っているといい。それは、自分が輝く瞬間でもある。その輝く瞬間を大事にしてください」とアドバイスしました。後半は、ご自身が、平成9年から習っている、講談を披露してくださいました。高座名は「渥美右桜左桜」。今回は「海女達が架けたメキシコへの橋」と題して、400年前に難破したメキシコ船の乗務員317名を救い上げ、我が子のように肌で温めた千葉県御宿の海女たち。日本とメキシコの友好の橋を架けたのは国益など無縁の女性たちだったというお話でした。


多くの方が受講

最後に、DVや性教育の質問があり、「相手を大切にする、思いやる、尊重するなどを、子どもの時から教育していくことが大切」とお話されました。受講者からは、「考えさせられました。自分のこれからできる事、する事」、「60歳を過ぎ、仕事をやめ時間もできたことで、地域とのかかわりをもう1度考え直すきっかけとなりそうです」、「女性だからと甘えない。教育が大切です。子どもは親を選べないので、親がしっかりしないと」、「講談には驚きです。大変楽しい時間を過ごさせていただきました」などの感想が寄せられました。


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