ぐるっと流山 被災地へ支援の輪

ページ番号7213 更新日 平成23年3月28日

市民や市民団体でも支援の輪 被災地へ自分たちに力で何かを!

池田さん

 東日本大震災から2週間が経ち、市内でも市民の方々やさまざまな市民団体が、被災地へ支援の手を差し伸べようと活動を活発化させています。流山市青田でTシャツなどのデザイン&アパレル事務所「IKEDA-YA(池田や)」を営む池田修さんは、東京に住む友人の実家が岩手県宮古市にあり、心配して連絡を取ったところ津波で被災したことを知らされ、何かできないかと立ちあがられました。

 友人の家族が身を寄せる避難所からは、衣服が足りないとの連絡があったこと知った池田さんは、自身のブランド「BLPO.N.Y.C」の数種類のTシャツなどを2,000円で申し込んでもらい、服はお金を支払った本人には渡らず、被災地に届けようという活動を始めました。2,000円のうち、Tシャツの原価を除いた金額は収益とせず、ガソリン代などにして被災地まで運ぶというものです。


村松さん

 池田さんの仕事仲間でTシャツをメインとしたアパレルデザイナーの村松智行さん(流山市東初石2丁目)も活動に加わり、自身のTシャツも提供しました。村松さんのTシャツのブランド「The MIC Lounge」は、自動車のレースやショーのディーラーブースなどで販売されているものです。村松さんは、池田さんから協力を求められ、自分ができることは、これしかないと自社製品の提供を申し出、さらに協力者を求めて一緒に呼びかけを始めたそうです。


街頭販売の時の看板

 多くの友人の協力やお客さんなどの善意が集まり23日には、Tシャツ、パーカー、タオル、かばんなど約500点が集まり、被災家族を持つ友人に手渡すことができたとのこと。池田さんは、「メッセージを入れた応援のためのオリジナルTシャツを作成したい。また、今は2,000円を支払ってくれた人たちにTシャツは届かないけど、支援をしたことを残せるように、特別な印を入れた製品が手元に届くような仕組みも考えたい」と、さらに支援の輪を広げたいと語ってくださいました。


生涯学習センターで仕分け

 また、流山市内で活動している市民団体のグループ「流山キャビネット」(NPO防災対策サポート、Rise Up、NPO法人なでしこ会、やさしい地球の会、チーム流山)では、3月19日から始まった市の支援物資の受け付けを前に、ホームページなどで被災地への支援物資を集め、3月18日に市の職員とともに福島県相馬市に届けました。


仕分けして段ボール箱へ

 先に現地入りした市の職員から情報を受け、毛布や防寒着、カイロやパンなど必要とされている物資を重点的に集めたそうです。また、子育て支援グループのメンバーの参加により、紙おむつや粉ミルクなども数多く集められました。寄せられた物資は、生涯学習センターでダンボールに入れられ、乗用車2台に詰め込んで、相馬市へと向かいました。


出張お話会

 一方、老人福祉センターに一時避難されている子どもたちに、避難中も笑顔でいていただこうと、森の図書館で毎週開催されているお話会が、同センターへの出張版で行われました。土曜日担当の栞おはなし部会の4人が、3月26日(土曜日)に行ったもので、3歳から8歳の子どもたちが参加して、絵本や紙芝居、手品、クイズなどで楽しいひと時を過ごされました。その後も、子どもたちは外でバトミントンをしたり、東葛病院看護学校の生徒さんとスケートボードをしたりとても元気そうでした。


歌声サロン

 3月中は震災後のため臨時休館していた森の図書館では、4月1日(金曜日)午後4時から5時30分に「歌って元気に!歌声サロン」が開かれます。生バンドや歌の指導者たちと一緒にステージも客席も一緒にみんなが知っている曲を歌うもので、一時避難されている方々も招待しています。通常は中高年者を対象に懐かしい曲を中心に歌いますが、避難されている方々でお子さんが参加されるようであればアニメ主題歌なども予定しています。入場無料、申込不要。「TOMORROW(トゥモロー)」、「翼をください」、「切手のないおくりもの」…、みんなで歌って元気に!森の図書館と歌心塾(杉山公章さん主宰)と生涯学習センターの協力で実現。流山の方々も、東北の皆さんも一緒に歌いましょう!

  • 問い合わせ
    森の図書館 電話:04-7152-3200

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