ぐるっと流山　公民館女性セミナー

情報化社会での正しい情報の読み解き方

　3月9日（水曜日）、公民館女性セミナー「あふれる情報のとらえ方とコミュニケーション」が中央図書館を会場に開催されました。テレビ・新聞・インターネットなど私たちの身の周りにあふれる情報について知り、本当に必要なものを見つけ出す方法を学ぶ3回の連続講座として企画されたものです。

　この日のテーマは「情報からの自立」。メディアリテラシー（情報の読み解き方）に関する講演、執筆でご活躍の結城美惠子先生（有限会社インフォメーションプランニング代表）が講師を務めました。結城先生はまず、情報社会の特質を「いながらにして、いつでも、どこでも、すぐに、聞くこと・見ることができる」と説明。

　しかし、それは「わかったつもり」の感覚を増幅する。私たちは疑似体験を繰り返すことで感性が鈍化し、初めてのことでもメディアの再確認をする行動になりがちである。その弊害を避けるためには、生の体験を重視し、意識して人とのコミュニケーションを持つようにしなければならないと説きました。

　後半は5、6人の班に分かれ、グループワークを行いました。最初は、先生が読み上げた原稿を聞く情報の印象を、次に、同じ原稿を自ら読む情報の印象を討議。参加者からは「いかに自分が思い込みを持っていたか実感できた」「男女や年齢による意識の刷り込みの強さに気付いた」などの声が聞かれました。なお、この講座の第2回・3回は、地震の影響のため中止となりました。問い合わせは、流山市文化会館（電話：04-7158-3462）へ。