ぐるっと流山 南流山小で自閉症を描いた映画上映

ページ番号7120 更新日 平成22年7月13日

南流山小学校で自閉症を描いた映画を上映 児童350人が障害や人とのつながりを考える

南流山小学校で上映の写真

 7月12日、南流山小学校体育館で映画「星の国から孫ふたり~自閉症の贈り物~」の上映が行われ、同小学校4年生から6年生350人が、自閉症やコミュニケーションについて考えました。これは市教育委員会が行う「情操教育推進事業」の一環として開催されたもので、各校体育館でのコンサート、演劇、映画上映などを通して、児童の情操や豊かな心情を培うことを目的としています。


上映のようすの写真

 映画は、発達障害のひとつ「自閉症(オーティズム)」をテーマにしたもの。自閉症は生まれながらの脳機能障害により、人とのコミュニケーションが困難となる障害です。3歳になる「かおる」と生まれたばかりの「らん」が、ともに自閉症と診断されての家族や地域のつながりなどが、祖母の目線でユーモアいっぱいに描かれています。


監督の槙坪夛鶴子さんの写真

 95分間の長い上映でしたが、子どもたちは真剣に見入り、ユーモラスな場面では一緒に笑い、映画の世界に引き込まれていました。上映後には、同作品の監督・槙坪夛鶴子さんを迎えてのお話しを聞く機会が設けられました。慢性の関節リュウマチで車いす生活を送る槙坪監督は、現在では血液の病気を患い定期的な輸血をしないといけないそうですが、それでも情熱をもって映画を作り続けているそうです。


パンフレットの写真

 青少年の性や心を扱う作品のほか、老人、夫婦、家族や介護などのテーマにも取り組む槙坪監督は「皆さん、小中高、そして社会に出たとき、いろんな人と出会うでしょう。中には、不思議、ちょっと変だなと思うこともあるかもしれません。そんなときは、この映画のことを思いだし、この人のことを知りたい、友だちになれたらいいなと思ってくれたら嬉しいですね」と話しました。子どもたちからも、障害をもつ人間と自分がどう関われるかを考えたいという感想が聞かれました。


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