ぐるっと流山 森の図書館で平和を願う朗読会

ページ番号7100 更新日 平成22年7月26日

平和への願いを込めた朗読会 「こもれび」のメンバーと中学生が出演

出演された皆さんの写真

 7月24日(土曜日)、森の図書館で朗読会「平和への願い」~子どもたちからみた戦争と平和~が開催されました。同図書館で開催中の「広島長崎原爆写真ポスター展」「市所蔵の戦中戦後の生活用品展」に合わせて開催したもので、小学生から70代の方まで約60人が平和に関する朗読に耳を傾けました。出演は、昨年、森の図書館で行った「平和を願う朗読会」をきっかけに結成した朗読グループ『こもれび』のメンバー、朝井多み江さん、有澤玲子さん、福島彩子さん、松下秀子さんの4人。


北部中の生徒の写真

 昨年の朗読会とポスター展のアンケートで「若い人たちにも語り継いでいきたい」という声が多かったことから、今回は北部中学校の生徒さんにもお願いし、朗読を指導されている野口絢子先生と、3年生の塩澤渓一君と林千晶さん、2年生の中野愛梨さんと斉藤彩さん、飯村友揮君が出演してくださいました。北部中学校は、NHK中学校放送コンテストで連続して優秀賞、優良賞を受賞するなど活躍されています。


北部中の生徒の写真

 第1部は、昨年の流山市平和大使の作文集から、「戦争のおそろしさ(流山市立流山北小5年 岡庭康浩)」、「1945年8月6日 広島でおこったこと(流山市立東小5年松村直哉)」、「ヒロシマに落ちたピカドン(流山市立鰭ヶ崎小 太田龍)」の3作品を抜粋して朗読しました。子どもたちが、広島の平和記念資料館で見たこと、被爆者の体験を聞いて感じた事などが、切実と伝わってくる内容でした。


こもれびの皆さんの写真

 第2部は「第2楽章 長崎から」の中から、「母を恋うる歌」「あの雲消して」など、原爆で親を亡くした子の想い、被爆した子の想いなどを朗読しました。会場では、思わず涙する方も多く見受けられ、「戦争の悲しみがよくわかった」(10代)、「中学生の参加もとてもよかった。もっとたくさんの人に聞いてもらいたい」(40代)、「私自身、長崎で8歳の時被爆した体験者です。苦しかったあの時を思い出し正直涙が止まりませんでした。若い方々へこれからも語り継いでほしいです」(70代)といった声が聞かれました。


北部中の生徒の写真

 朗読に参加した生徒たちは、「練習は大変だったけど、来場された皆さんに戦争についてよく伝えられてよかった」、「少ない時間で練習した朗読でしたが、私たちも戦争の悲惨さが身に沁みて分かった」、「今日の体験は一生思い出に残るものなると思う」といった感想が聞かれました。野口先生からは、「気持の入った朗読ができたと思う。生徒たちにも良い体験になったはず、来年も機会があれば参加したい」と語ってくださいました。会場には、同中の伊藤校長もお見えになり生徒たちを励ましていらっしゃいました。


JCNコアラ葛飾が取材している様子の写真

 この日の様子は、JCNコアラ葛飾でも取材され、7月26日のデイリーニュースと27日の朝にも放送されます。放送後は、同社ホームページのBBコアラのコーナーでもご覧いただけます。この日を皮切りに、流山市では終戦65周年の朗読会(劇)を4週連続して公演します。2週目は7月31日(土曜日)に文化会館で朗読劇「夏の雲は忘れない」の公演があります。今日出演された生徒さんの中に、その公演に女優の皆さんと一緒に出演される生徒もいらっしゃいました。


森の図書館の写真

 森の図書館の次回の催しは「なつやすみおはなし会スペシャル」
日時:8月28日(土曜日)午後3時から4時
場所:森の図書館視聴覚室
内容:パネルシアター・投影絵本・工作他
対象:幼児・児童
申し込み:不要(直接会場へ)
問い合わせ:森の図書館(電話:04-7152-3200)


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