ぐるっと流山 「パパ・タラフマラの白雪姫」ワークショップ

ページ番号6945 更新日 平成22年11月22日

江戸川大生が身体表現技法を体験

身体表現ワークショップ

 ダンス演劇「パパ・タラフマラの白雪姫」が、11月27日(土曜日)午後2時から、流山市文化会館で開演します。これにさきがけ、11月20日(土曜日)、生涯学習センターでパパ・タラフマラによる身体表現のワークショップが行われ、江戸川大学メディアコミュニケーション学部マス・コミュニケーション学科の3年生5人が参加し、自分の身体に向き合い表現する初めての体験をしました。


ヨガでウオーミングアップ

 この日のワークショップは、「身体表現」をテーマに、声を出した感覚、日常使っている身体の感覚を感じてみようというもの。参加者は、「舞台の演出や制作を目指しているので、役者の気持ちになってみたい」「メディア関係の仕事に就きたい」などそれぞれに意気込みを持って臨みました。


恥ずかしさを取り除いて

 まずはヨガで身体をほぐすことから始め、呼吸の仕方で身体をさぐる方法を学びました。意識的に胸、肩甲骨の間、お腹など特定の部位に息を入れてみたり、丹田を引き上げて飛びはねると身体が軽くなる感覚を感じてみたりと、一つひとつ意識を向けるポイントを講師から聞きながら試しました。


普段と違う身体の感覚

 歩く練習では、まず普通に歩き、次にスローモーションで歩いてみます。「かかとからつま先へ重心を移しながら歩くといい」とポイントの説明があり、生徒たちは慎重に再現していました。さらに動きがだんだん高度になっていきます。手のひらの感覚を研ぎ澄まし、指先から魚になったイメージで空気を触る感覚で動く練習、ゴリラやロボットになりきるなど、段々と自分の動きを楽しみながら動けるようになっているようでした。


日常の動作を使いながら

 次は、緊張と脱力の練習。メリハリをつけ「緊張!」の合図で全身硬直状態に、「脱力!」の合図で全身の力を抜く練習をしました。そしていよいよ、声を出す練習です。みな仰向けになり、天井にボールを投げるように「ハ、ハ、ハ、ハァー」と声を出してみます。さらに、順番に一言ずつ単語を言い、他の人がそれをそっくりまねる練習。リズムをつけたり、節回しを加えたり、「りんご・こびと・まじょ」とみんなで声を出していき、全員で一つのメロディを作り上げていきました。


声を出す練習

 最後は全員が立ち上がり、走りながら言葉を発する、リズムを刻む、などの練習を行い終了となりました。「寝転んで声を出すのは不自由さのなかでの体験」、「自分の言葉を他の人がまねる、リピートするということから、自分の言葉をきちんと相手に伝えようという気持ち、責任が生まれる」「恥ずかしさを取り払うことが大切」など、コミュニケーション・表現に必要なことをコーチ・関口満紀枝さんは分かりやすく伝えてくれました。


楽しさを発見

 参加した皆さんは、「歌いながら動くことって楽しい」、「役者さんはみな、楽しんでやっているんだろうなと思った」、「背中で息をするとかっこいいということが分かった」、「声を出す道具の一部になった感覚。忘れられない」と息を弾ませながらいきいきした表情で話していました。身体表現に目覚め、舞台の楽しさの一部を体験した皆さんは、11月27日の舞台をどんな思いで観るのでしょう。


公演もお楽しみに

 「パパ・タラフマラの白雪姫」は、11月27日(土曜日)、文化会館ホールで午後2時開演です。チケットは文化会館と生涯学習センターで好評発売中です(前売り大人2,000円、高校生以下500円)。 お問い合わせは文化会館(電話:04-7158-3462)、または生涯学習センター(電話04-7150-7474)までどうぞ。


このページに関するお問い合わせ

ぐるっと流山に関するお問い合わせは、担当課のページからお問い合わせください。
担当課のページ