ぐるっと流山 流山へきた一茶のおじさん

ページ番号6919 更新日 平成22年11月4日

地域の歴史が学べ、大人でも楽しめる

一茶に扮するスタッフの黒田さんの写真

 俳人の小林一茶が生涯に50回以上も訪れた流山。一茶と親交の深かった秋元双樹との交流を記念する一茶双樹記念館で、市内の小・中学生や一般の方から公募した4,500の句を展示した一茶まつりが11月7日まで開催されています。その関連イベントとして、11月3日、紙芝居が行われました。


紙芝居の写真

 紙芝居を書いたのは地域の歴史家の青木更吉さんで、タイトルは「流山へきた一茶のおじさん」。内容はそのタイトル通り、小林一茶が流山へやってきてから、生まれ故郷である信州の柏原へ戻るまでを描いていて、史実に基づいたものとなっています。作中には光明院や赤城神社、またそこで行われる大しめ縄、おびしゃ祭りなど流山の地名などが多く登場し、また上州の赤城山が洪水で江戸川を流れてきたから「流山」となったという流山の地名の由来なども紹介されています。


紙芝居を見に来た二人の写真

 この日2回読まれた紙芝居に、2回とも一番前で紙芝居を見ていたのは尾崎日紅ちゃん(流山小3年)と児玉彩由香ちゃん(同)の2人。2人はこの紙芝居を楽しみにしていたと言います。尾崎日紅ちゃんは「赤城神社の近くに住んでいるけど初めて由来を知った」と話し、妹が紙芝居が好きだという児玉彩由香ちゃんは「私は紙芝居を普段見ないけど、楽しかった」と満足したようでした。


小春日和の中行われた紙芝居の写真

 紙芝居の語り手は小説や詩の朗読など幅広い活躍をされている奥田富子さん。奥田さんは青木さんと同じく博物館友の会会員であり、この紙芝居は青木さんが「奥田さんのために」と書いてくれたものだそうです。それを奥田さんは大切にし、機会あるごとにさまざまな場所で読んできました。一茶が詠んだ俳句の背景まで書かれていることや、地域が舞台となっていることから「子どもだけでなく大人でも楽しめる内容。多くの人に地域の歴史を知って興味を持ってもらいたい」と紙芝居にこめた思いを語ってくれました。


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